しがみついているもの。
台本。
…
だめじゃん。
ということで
台本はそろそろ手から離しましょうと
自分に言い聞かせてみました。
この台本を離す
というのは
台本を置き去りにする
という意味ではありません。
覚えていても
ぜんぜん台本を1回も見ないで全て暗記したものが
出てきているのに
なんとなく手に台本を持っている状態。
これを
しがみつき
と言っています。
台本から目が離せない状態は
かぶりつき
です。
目を離せているのに
なぜか手はしっかりと台本を握っている…しがみつき。
いやいや、大丈夫だから。
だってさっきも見ないで出来てたじゃないの。
そしてウィルは
相変わらず
お邪魔虫太郎っぷり、絶好調です。
膝の上に乗って、
台本と私の間に入り込み
頭でぐいぐいと
割り込んでおります。
さて
台本を離すということについて。
離してみるといろんな景色が違ってきます。
だから結局離すんだから、
なるべく離してやってみておいた方がよい
というのが私なりの結論です。
もちろん毎回台本に目を通し直したりもします。
復習も大切。
あとは…
最後の仕上げ。
究極の方法。
なんと
テレビを観ながら練習する。
テレビ画面でなんらかの
すごく興味深いものが映っていても
それに動じずに台本の流れが止まらないかどうかのチェックです。
本番はいろんなことが起こります。
かつてあった大変なこととしては
自分が喋っている間にあちこちから大音量が鳴ってきて、
暗記していた原稿が飛んでしまわない様に
必死に集中力を維持していた
ということも…。
そういうわけで、
収録じゃないっていうのは
いつどんなことが発生するか、わからないものです。
それでも続けないとならないので、
それなりの集中力と、それなりの覚悟のような
心づもりも必要と思うわけです。
結構、このテレビ作戦は
これまで良い効果が出ているようなので、
今回もやってみたいと思います。
他には
作業しながら作戦。
お風呂に入りながら、支度をしながら
とにかく手を別の作業で動かしながらも
台本は途切れずにすらすら言い続けられるのか
という作戦。
これも結構効果があります。
要は、多少の気が散るようなことが発生しても
動じないで出来るように仕上がっているかどうかということなんです。
まあ、私も器用な方じゃないので
こんな奇妙な方法まで試すくらい
思考錯誤を繰り返しているのです。
頭の中に瞬時にコピーペーストできると
いいんだけどなあ…。
台本の暗記するのって、とっても大変そうですね。本番で忘れないか心配になったりして。
でもそれだけ作戦こなせば大丈夫ですね。