『空中ブランコ』

図書館で借りた本の3冊目。

『空中ブランコ』(文藝春秋)

奥田英朗さんの作品で直木賞受賞作でもあります。

この本に登場する
伊良部というお医者さんがものすごい強烈。

精神科のお医者さんなんですが
ぶっとんでいます。

でもこれくらいぶっ飛んでいるお医者さんなら
会ってみたいなあって思いました。

中途半端にぶっ飛んでいるんじゃなくて
もう振りきっちゃってる感じなんです。

この本の中にも出てくるんですが
振りきっているなら
ああ、あいつなら仕方がない、と周囲から思われるんだと。

たしかに、伊良部医師のような人が
とんでもないことをやらかして
周囲から、ありえないだろう
と非難されても
犯人が伊良部医師だと判明すれば
ああ、あいつか…
と言われてしまうだろうと思います。

楽天家なんです。
相談しに行った人も最初は
あまりの能天気さにイライラしたりもしますが
結局はそういう部分も必要だったり
なんだかよくわからないけれど
病気に対する的確なアドバイスがふっと湧いて出てきたりする。

医学博士・伊良部一郎

面白すぎです。


この伊良部医師が出てくる本が
もう1冊あるようで

『イン・ザ・プール』

次回はこれを借りてこよう。



コメント

最近のお医者さんは専門的な勉強をされてる人が多く 総合的な対応が出来なかったり 年配の方だと最新の医学知識に欠ける人が多かったりして悲しいよ

某局で放送してる(ドラマ)ダンス好きのお医者さんみたいな人のお世話になってみたいよ

なみへいオヤジ 2010年09月16日

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