爽快な長編『星間商事株式会社社史編纂室』

どたばた劇の謎解き小説を読みました。

『星間商事株式会社社史編纂室』(筑摩書房)

三浦しをんさんの小説です。
風通りがいい心地よい部屋にいるような
気持ちよさが漂う三浦さんの小説。
ちょっとハマりそうです。

今回は
社史編纂室に左遷のように配属された川田幸代、みっこちゃん、矢田信平、本間正課長、そしていつもいないし見たこともない幽霊部長が登場します。
1946年創立の中規模商社、星間商事が社史を作ることになるのですが、
創立60年に間に合わず、61年に発行するという中途半端さ。
ゆるい部署で、ゆるく仕事をしている人たちだったのですが、
調べを進めるうちに、50年代後半に資料がとても少ない、
空白の時期があることに気が付きます。
インタビューなどをしても、皆その頃については語りたがらない。
これは何かあるのではと、社史編纂室一同が捜査に乗り出します。

同人誌作りに燃える幸代、
なぜか同人誌の冬コミに自分も作品を出そうと言いだす本間課長、
全てが繋がった時、隠された過去が姿を表します。

楽しくて、ちょっぴりスパイスが効いたスリルもあって、

面白くて、深く考え込ませ過ぎないもので、
重くないけれど、軽すぎもしないものが欲しい!
っていう日にぴったりな作品でした。

最近は、長編を読んだら、短編集とか、
短い作品を読むとか、
そんな風に、長短を交互に読むようなリズムになっています。

読書もメリハリが大切。
なんかちょっと飽きたかも?と思ったら
小説から全くジャンルを変えて
伝記を読んだり、
エッセイを選んでみたり、
経営者が書いた本とか、
フィクション以外のものを読んでみるのもおススメです。

テイストがちょっと変わるだけで、
また新しい気持ちになれます。

図書館なら、子供の本コーナーにいって
絵本を開いて見るのもいいですよ。
優しい絵と、素敵な言葉が絵本にはたくさん詰まっています。
コメント付きの絵画作品集を見ているような気持ちになったり、
1語1語の持つ力を強く感じることが出来ます。

今日は図書館で
読みたかったノンフィクション本と
三浦しをんさんの別の小説を予約しました。
絵本は大型なので、図書館の広い机に広げて読んでみたりもして、
脳の中をかき混ぜながらリフレッシュ。
そして帰宅したら
超分厚い長編小説を読み始める予定です。
わくわく。



コメント

僕は長編小説では歴史物をよく読みます。小説では主人公の視点で書かれてますが、準主役やライバル、敵など違う登場人物に肩入れして、それに主観的にするのも違った楽しみがあります。読み返すならば、違う人物に主観的になるのがおすすめ。

やす 2011年02月22日

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