寓話を読む『頭のうちどころが悪かった熊の話』

「人生について考える7つの動物寓話」

この言葉に魅かれて、図書館で借りてきた本。

『頭のうちどころが悪かった熊の話』(理論社)
安東みきえさんが書かれた作品です。
絵は、下和田サチヨさんが描かれています。

このタイトルにも強烈に魅かれますね。

どの話も奥が深くて、
いろんな受け止め方が出来るし、
うーんと考えさせられることがいっぱい。

すべて動物たちが主人公です。

「ヘビの恩返し」では、
食べると過去にこだわるようになる、「カコの実」と、
食べると未来のことしか考えられなくなる、「ミライの芽」が出てきます。

ヘビのお父さんは「カコの実」をたべ、お母さんは「ミライの芽」を食べてしまい、
子供は途方に暮れるのですが、
最後、正気に戻ったお父さんヘビが、お母さんヘビを正気に戻そうとします。

「そうです。ミライの芽など、キレイさっぱりつみ取ってやるのです。そうしたらまた、日々のくらしを大事にするりっぱな妻にもどるでしょう」
と言うお父さんヘビ。

難しいですね。
極端ですが、
どれも正しいし、複雑でもあります。
過去も未来もどちらも必要なことでもあるのだけれど、
あまりにもとらわれすぎると、今を見失う。
かといって、過去を振り返らず、未来への希望もなければ
今を進展させることが出来るのだろうか…という問題にも直面します。

「池の中の王様」では、
おたまじゃくしとカエルが出てきます。

ご存知の通り、カエルの子供は、おたまじゃくしですよね。
子供と大人の姿が似ても似つかないくらい違っています。

「自分の目でしか見えないんだよ。なにがホントかなんて、だれにもわかりっこないじゃないか。でもわかっているのは、ぼくの世界では、ぼくが王様ってこと。(後略)」

「見えているものが違ったって、ぼくはきみが大好きさ。ぼくの中の王様がそういってんだ」

世に出て、人生を泳いで行けば
いろんなことに出会います。
大切なこと、大変なこと、
いろいろです。

その中で、自分で見て感じたことを、しっかりと信じる芯を忘れないこと。
そんなことをカエルの子に感じました。
わがままとか、我を通すとかとは違うんですよね。
むやみに流されないとか、
自己を見失わないとか、
そんな感覚と言ったらいいでしょうか。

イソップのような現代の日本人作家による寓話。
こんなのも、たまに読むと面白いなと思います。




コメント

図書館や大型書店にあると思いが、戦前の修身や國語の教科書は、いろいろと寓話があり面白いですよ。ほとんどが善行や戒めですけど。

やす 2011年02月18日

コメントありがとうございました!

最近本当に自分の目標を再確認して頑張りたいと思います。
こんな僕ですがよかったら応援してください

2011年02月18日

おはようございます。
寓話、いろいろ考えさせられますね。
今度、読んでみたいと思います。

ひろてん 2011年02月18日

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