「1月・炉端で」

この数日で雪が降ったので
いつもよりも家のヒーターの真ん前にいる時間が長くなりました。

ウィルと二人で
ヒーターの前の
一番温かい場所をめぐり
静かな場所取り合戦が繰り広げられます。
最終的にはウィルは私に抱っこされて
二人とも落ち着く位置を見つけ、ひと安心。

ぬくぬくしながら
CDラックからこんな日に似合いそうな曲をセレクト。

今日は
チャイコフスキー作曲の
『四季』作品37b
これはピアノ独奏曲で、12の曲から成る曲集です。

チャイコフスキーが35歳の時に、
月刊雑誌「ヌーヴェリスト」に掲載するための
ピアノの小品を依頼されて作曲されたもの。

1カ月に1曲ずつ掲載されて、合計12曲となりました。
それぞれの月に合わせて発表され、
タイトルはロシアの詩人が書いた詩から採られています。

雪で寒い日、こんな時に似合うなと思ったのは
「1月・炉端で」

これはプーシキンの詩から採られたタイトルで、
詩の引用もされていたということなので、
簡単な日本語訳を載せてみます。

「穏やかな安らぎのひと隅を
うっすらと包む夜の闇
暖炉の中のかすかな炎
燃えかす付きの消えたロウソク。」
こんな感じです。

ちらちらと暖かい暖炉に揺れる火
外の寒さとは対照的な
身体に感じる暖かさが感じられるような曲です。

静かな冬の日の夜に、
燃える暖炉の音と、柔らかい光。

一応タイトルは「1月」ですが、
ロシアの1月ですので、
とっても寒い雪が深い頃と思っていただければ良いのではないかと想像します。

クラシックって、なんだかよく分からないなとか、
難しいし、退屈
なんてイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれませんが、
曲によっては、いろんなエピソードを持っていたり、
今回のように詩が付けられているものがあったりして、
想像が膨らませやすい作品も多いんです。

チャイコフスキーは印象的な旋律を多く描いた作曲家でもあります。
『白鳥の湖』や『くるみ割り人形』、『眠れる森の美女』など、バレエ音楽も有名ですね。
たとえばCMなどで聴いたことがある素敵なクラシックの曲。
いいなと思ったら、その曲の続きまで聴いてみたり、
同じ作曲家の別の作品を聴いてみたり、
好きになった曲が実は曲集になっているものの1部だったら、
他の小品も聴いてみたり。
そんな風にして触れてみると、
あれ、意外と好きかも!という、
今まで気がつかなった曲に出会えるかもしれません。

古い曲に新しく出会う。
そんなオシャレな出会いもクラシックならではです。

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