おこもりに困ってる?『海の底』

3連休。
この長い時間を悪天候により家の中だけで過ごすのか…
とどんよりしている、そこのあなた。

時間がたっぷりないと出来ない楽しいことをしてみる
っていうのはどうです?

いやいや
ちょっとね
そんな時間がたんまり必要だと思う
面白い本を読んだんです。

『海の底』(メディアワークス・角川書店)
有川浩さんの小説です。
有川さんの本は以前、文庫書き下ろしの『シアター!』で初めて出会って、
面白いなあと思っていたんですが、
どの作品も他のものは分厚くて…
まず図書館から借りてくる時に
重量のことを考えて、また今度にしよう
と思ってしまい、
そうこうしている間にやっぱり人気の作家さんなので
次に図書館に行った時には本棚にはなくて…
そんなことを繰り返していたんです。

今回ようやく借りてみました。
やっぱり面白い。
貸出回数ランキングも上位にありました。
さすが。

物語には潜水艦やら横須賀やら、自衛隊や機動隊やらが出てきます。
映画になったらこんなキャスティングとかなのかなあと
妄想が膨らむような、引き込まれる描写が満載です。

深海にいたはずのサガミ・レガリスというザリガニのような生き物が、突然横須賀に上陸して人間を襲い、食べてしまうという事件。
日本の組織のルールや命令方法などについても描かれるシーンがあり、
どこまでが現実と重なる所があるのか分かりませんが、
色々と複雑さがリアルさを盛りたてていて、そこもまた面白い。

潜水艦「きりしお」に子供たちと立てこもる自衛官。
1文字違いの潜水艦の名前なら聞いたことがあるけれど
こういう所も意識的に書かれているんでしょうか。

有川さんの作品には
カッコいいセリフがたくさん出てきます。

「顔も知らないどこかの女性のたった五文字の励ましが、悪意にへし折られた気持ちをすらりと伸ばす。」

「きりしお」に必要なものが届けられた時に、唯一の女性だった森生望に届けられた荷物には「がんばって!」というメモ書きが入っていたというシーン。

「次に同じようなことがあったら、今より巧くやれるようになる。そのために最初に蹴つまずくのが俺たちの仕事なんだ。」

機動隊がレガリスによりわざと壊滅的になるように、壊走することを命ぜられて実行した後のシーン。

本の中で読むとクササみたいなのが全然感じられないのに
強烈な印象を含んだセリフ。
こういうのが映画やドラマっぽさを感じさせるのかなあ。

時間がある時にぐぐぐっと読み切りたい作品ですよ。






コメント

まりさん!こんばんは!
私も連休はお家にこもろうと思っています…。
「海の底」面白そうな作品ですね☆
私は本を読むのが苦手なので…ぜひ映画化してほしいですっ(>_<)笑

 しおかわあゆり 2011年02月12日

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