歯科検診

数年前からご縁がある湘南のとある歯科に、3ヶ月に1回、歯科検診に通っています。


検診では歯の磨き方の確認や、プロの器具を使って歯のクリーニングもしてもらえます。
私が最もメリットを感じているのは、虫歯の早期発見。
最近の歯科診療は進化していて、早期の虫歯であれば、麻酔をしなくても少し削るだけで簡単に保険治療範囲内で綺麗に治せてしまうのです。


去年は唾液検査なるものにも挑戦してみました。
これは自分の唾液成分を分析することによって、どのような原因で虫歯になってしまうのかを解析するというもの。


私の場合は、なんと
虫歯の原因となる菌そのものがほとんど皆無であるにもかかわらず、唾液による歯を修復する能力が著しく低いことが判明。


つまり虫歯になる菌がいない口なので本来ならば虫歯には極めてなりづらいはずなのだけれど、いかんせん食べ物により酸性に傾いた口腔内を唾液により中性に戻していく能力がほぼ皆無な人らしいのです。


そんなことあります?と目が点になりましたが、
極端に言うと、生きているだけで歯が溶けていく可能性が大きい人ですよということなんです。
ああ、なんと恐ろしきこと。


判定結果を私に伝えてくれた歯科助手さんもやや困っていた様子で、
うーんうーんと唸りながら、「そうですねえ、食後に必ずキシリトールガムを噛む、とか、ですかねえ」「果物や野菜は控えめにする、とかですかねえ」とあの手この手で対策を一緒に考えてくださいました。


一般的な結果ではなくて、なんだかすみませんという気分になりましたが、
この検査のおかげで、自分の歯に向いている歯磨き粉の成分がわかり、以来迷わずに歯磨き粉選びができるようになりました。


流石に果物と野菜が主たる食料な私が、そこを奪われるともう食べるものが米やらパンやらしか無くなるので、それはそれで大問題。
とにかく私の唾液は頼りにならないので人工的な何かで歯を守るしかないと。心してこれからの人生を対策しながら歩まねばと思いました。


さらに別の定期検診のときに「歯を食いしばっている」ことも判明したのです。
夫に聞いても私の歯軋りは一度も聞いたことがないと言っていたのですが、ギリギリと言う歯軋りだけが歯軋りではないのだとか。
ぎゅーっと噛み締めてしまうのも、歯を劣化させる原因になるのだそうで、そうなると音もしないため誰も気がつかないのだそうです。


いやあ、確かに「歯を食いしばって」岩に齧り付く想いで仕事をしながら生きてはきましたけれども、何も本当に歯を食いしばらなくとも良いのではないかしらと、自分に説教をしたい気持ちです。


それも結果的に定期検診で対策が立てられたので、めでたしめでたし。


歯の健康のために、今のうちに何かをしたいという方は、特に痛い場所がなくとも歯のクリーニングをしてもらいに行くのも一つの方法かと思います。
歯の形も口腔内の基本的な状態も、本当に人それぞれ全然違うらしいのです。


私の祖父母は私が小さい頃から総入れ歯だったし、母も歯の不調が多い人で今も歯科通院が欠かせないようです。
もしかしたら唾液の傾向も遺伝なのかもしれないし、これからも油断せずに気をつけていかなくてはと思いました。


歯は大切。



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