好きな本を選ぶ

しばらく手当たり次第に読んできた読書生活を、このあたりで少し見直そうとしています。
きっかけは先日伺った古本屋さん。
私が心から誰かにも読んでほしいと思う本は、どれなんだろうと改めて考えました。


しかしいざ選ぼうと思い始めると、沢山あるようでなかなか題名を挙げられないのです。
これも何かの流れであろうと受け止めて、おすすめ本という視点から読書を再構築してみることにしました。




実はその少し前から、大切なことはなんだろうという大きなテーマの下、つらつらと書き出してみていた時に、本のこともチラリと頭をよぎっていたのです。
脳内にバラバラに散らばっていた気になっていたことが、少しだけ塊になったような感覚で、100冊くらいはおすすめ本をリストアップしたいと思い至りました。




これまで基本的に一度読んだ本を再読することはなかったのですが、おすすめしたい本という観点で考え始めると再読したい本があれこれ出てきます。
10年以上前に読んだ本でも、タイトルを見ただけで「これこれ」と思う本が目に留まるようになるから不思議です。




先日読んだ群ようこさんの『パンとスープとネコ日和』は


http://www.kadokawaharuki.co.jp/book/detail/detail.php?no...


何年ぶりかに読み返したいと思って手にしましたが、明らかに30代前半に読んでいた時とは違ったものを受け取った読後感でした。小説の主人公は50歳。その年齢に10歳分近づいた私と、もっと離れた年齢だった私では、全く違った捉え方になったようです。






山口路子さんの『ココ・シャネルの言葉』(だいわ文庫)と米原万里さんの『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』(角川文庫)


先日鎌倉の素敵な古書店「くんぷう堂」さんで見つけたのはこの2冊。


シャネルの生き様がとてもキラキラして見えていた20代があったことを思い出したり、国際会議の通訳という仕事について知った米原万里さんの本に再会出来たり。




余談ですが紙の本はその時代や出版社ごとの書体の違いがはっきりと見えてくるのもまた面白い点です。子供の頃に読んでいたハードカバーの本の書体は今とは異なっています。あの少しレトロな文字も、今となっては決して読みやすいと感じる文字ではないのだけれど、少し茶色がかってきた紙の端に触れながらめくる時間は、なんとも言えなく愛しい時間でもあります。




いつか日本語の紙の本が簡単には手に入らないような場所に住むことになっても、文庫本100冊くらいなら持っていくことを許されるかもしれないという密かな妄想と共に、印刷された文字を見つめています。



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