ショパン


古今東西、現在活躍中の方から故人に至るまで、数多の素晴らしいピアニストが存在しますが、ショパンのピアノ独奏ならポリーニ(Maurizio Pollini)というほどポリーニの演奏が大好きな私。今は便利な時代で、彼がショパンコンクールで演奏した音源もYouTubeで聴くことができたりしますので、ご興味がある方は”ポリーニ ピアノ“などで検索していただけるとすぐに見つかるかと思います。若い頃の演奏は、特にコンクールでの演奏は力強くもありながら堅実で、ピアニストデビューしてからの華やかさとはまた違う、非の打ち所がない地に足がついた演奏です。世界の大舞台の一発勝負で、目の前でこの演奏をされた当時の審査員の皆様はそれはそれは驚愕絶賛されたことであろうと思います。


さてそれほどまでにポリーニ大好きな私なのですが、なぜかふと今日は、また別の名ピアニスト、ルービンシュタイン(Arthur Rubinstein)が弾いたショパンのバラードが聴きたくなり、4番まで(バラードは1番から4番まで4曲あります)ずっと流していました。これまであまり特段の感想を抱いたことがなかったのですが(もちろん素晴らしい演奏であり、好きな演奏でもあり、だから音源を持っていたのですが)今日改めて、なんと優雅で軽やかなバラードであろうかとしみじみ思ったのでした。押し付けがましくない力強さと繊細さが、ルービンシュタインにしか出せないショパンの音なのかもしれません。


脳に刺し込むような喧伝と大量の情報に浸された現代人にとって、この一本の軸の通った強さと美しい響きを兼ね備えた軽やかな演奏が、今一度自分軸を見直すための気付きを与えてくれたようにも思えました。


なんやかんやと語を連ねましたが、とにかく美しく素晴らしい演奏なので、機会があればポリーニやルービンシュタインの演奏したショパンを聴いてみてください。
ちなみにこの2人、ポリーニが1960年のショパンコンクールで優勝した時、審査員長を務めていたのがルービンシュタインという関係でした。





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