最近再読していた本のいくつか。
『沈黙』は表紙がもうボロボロです。中学生の頃から読んでいます。私は宗教をもたないので、ご先祖様を大切に、ときに祈ることが〝自分の信仰〟といえるものなのですが、それぞれの宗教には敬意があり人並みの理解をしています。
それらは人智を超えた存在ですべての人間の父や母となり、救いの手を差し伸べ、より光の差す方向へと導いてくれることも。
作中のなかで聴こえたあの人の声は「踏むがよい」と言った。そのとき私は沈黙し続けた神の真意を受け取ったのです。人間を露わにし、見えないものに対する感覚が研ぎ澄まされる一冊です。
その他、新しく購入した本。
『ディキンソン詩集』は、伝記ドラマを観ていたので、かねてより読みたかったもの。この詩集に載っている50篇の詩に触れても、私はまだ約1700篇以上あるという彼女の詩を読みたい。
1830年に生誕したエミリー・ディキンソン。
彼女の詩は、鋭敏な感覚で深く世界を見ていて、その豊かさは読むたびに新鮮な驚きを与えてくれます。
残酷さと甘美さを融合させた冷静な知性、身近なものへの深い洞察、ユーモア、鮮明なまなざし。
内なる世界を守り、肉体の外にあるどこまでも広がる深遠な自然や身近な光景は、彼女の言葉によっていままさに命が与えられたばかりのように躍動する。
自己を取り巻くものへの一定の距離感は、彼女のゆるぎない精神の姿勢が現れていて、詩人としての生き方、自分の在り方を知っている。
その繊細な感覚には謙虚さと力強さがあって、私は彼女の詩から溢れる硬質な知性と自由なエネルギーがとても好きです。
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多種多様な本をゆりえちゃん読んでるからいつも凄いなと感心しています!
雑学とかも色々知ってそうな気がしますね!
キャンプとかに行って星とかゆりえちゃんは見たりするのかな?
私がなにげにやりたいことがそれなので!