お仕事に勤しんでいたので、しばらく更新が空いてしまいました。
2月に入りぐっと冬らしい冷え込みに。
さて今日は雅叙園の百段階段とひな祭りを観に行ってきました。
写真は鑑賞後のお茶タイム☕️
会場となっている百段階段は各部屋を長い階段廊下で繋げてあり、天井画や襖や障子といった和の装飾が美しかったです。階段の連なりも趣があり、下から見上げると豪華絢爛な美の世界へ導くひとすじの道のようでした。
さてお雛様というと、実家の地域では4月3日にひな祭りが行われており、
和室の一間には、7段飾りのお雛様、兄の3段飾りの天神さま、五月人形、刀、妹のお雛様やケースに入ったお人形、菱餅、ひなあられなどのお菓子や桃の花が花瓶に活けられ、今思えばありがたいほど盛大に飾ってくれていました。
そんなお雛様もいつしか成長とともに出さなくなり、何年もしまいっぱなしになっているのが気がかりで、風通しのためと、せっかくなら写真に収めようと母に頼んで7.8年前のひな祭りに飾ってもらったのでした。
近年はマンション住まいや手軽さから、ケースに入ったお雛様がしっくりきますし、巷ではお雛様は「ひとりにひとつ」といわれるようになり年々大きな雛人形からは離れていることだと思います。
しかし、本来は代々受け継がれていくものだそう。
本展のお雛様は、古くは江戸時代のものもありました。その姿は現代のお雛様となんら変わらない風貌やお召し物で、その伝統性と確かな存在感に神聖なものを感じざるをえませんでした。
また地域ごとにお顔立ちが違ったり、こけしのように丸い姿形や流し雛など、初めて知るお雛様がたくさん。
一番の感動は「座敷雛」
華やかで、躍動感に満ちた世界が部屋いっぱいに広がっています。
まるで別世界に飛び込んでしまったかのよう。
圧巻でした。
この座敷雛には物語があり、
竜宮城・忠臣蔵・京都の葵祭・いなばの白兎・ヤマタノオロチが再現されています。
じっくり観ると面白いです。
階段やお部屋の細かい装飾の技巧が素晴らしく、壁画や天井画も見応えがありました。
美と匠に思いを託し、形に残すことで
時代や世代を超え、
人と人は繋がっていられるのだと実感しました。
#雅叙園
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#日本文化
#美の継承
#伝統
代々大事に受け継がれるものがあるのは、素晴らしいことですね。また、日本らしい文化だと思います。私も、私が生まれた時に祖父母がくれた金太郎の人形があり、5月の節句の折に、よく床の間に飾ってもらっていたことを思い出しました。。。☆