インドの石のボタン

相変わらず、せっせとボタンを付け替えている。
妙なクセが出来たものだ。

もう10年くらい前に古着屋さんで偶然出会った綿素材のカーディガンは、軽く羽織るのに都合が良く、長く大切に着回している。

デザインも使い勝手もとても気に入っているのだが、実は常々、なんとなくボタンを変えたいかもな、と思いながら着ていた。
しかしどうしても切羽詰まって、「ボタンを変更したくてたまらない」というレベルでもなく、そしていざボタンを変えようと思うとコレというぴったりのボタンに出会えず、気がつけば何年も着続けてしまっていたのだ。

探し物はわざわざ探している時には出会えず、探していたことをすっかり忘れた頃に、ひょいと遭遇する。
地元野菜のマルシェに寄った帰り、レタスやキュウリやトマトで荷物をずっしりさせながら歩いていた時に、このカーディガンにぴったりなボタンを見つけた。
何もこの荷物がパンパンな時に、と思ったのだが、やはりこれも一つの出会いで、うっかり逃してしまうと不思議なことに次に出会えるのはずっと先になってしまうということを経験上知っていたので、肘のあたりにひっかけた野菜の重さに耐えながら、ひとつひとつのボタンを選んでいく。

海のような空のような軽やかさがあるこのボタンは昔のインドで作られた石のボタンで、たくさん作られた後のデッドストック品だとのこと。

色合いに一目惚れし、そのストーリーも面白く感じ、いくつかまとめて購入。大切にカバンにしまって、ホクホクしながら家路についた。







その後、あれやこれやとバタバタしすぎて、買ったボタンを付け替えないまま少し時間が経ってしまった。
長袖のカーディガン。
本格的に暑くなる前に付け替えて活躍させたいと、早起きした雨上がりの朝に裁縫箱を出した。

ひとつひとつ色合いの違うボタンは付ける順番によってぐっとイメージが変わってくる。
あれこれと配置を考えるのもとても楽しい時間だ。



↑糸は生地の色のグレーではなく、草の色を選んだ。


ささっと縫い付けて、仕上がりに満足しながら、朝のコーヒーをドリップした。




↑まち針と縫い針は京都の老舗のもの
使いやすくかわいらしくお気に入り。





夕暮れ後のほんのり肌寒い時間に羽織りながら、海まで歩いて行くのが楽しみだ。










I found these old stone buttons made in India.
These are "Dead stock" items, and I came across them at Kamakura.
When I found them, I brought some big shopping bag full of many heavy flesh vegetables. But I had known that if I passed them at the time, I would not meet them again.
The encounter is important for me.
I picked up some buttons from many vintage small somethings for clothes or sawing hanging the big bag with my arm.

Some beautiful buttons made by stones, glasses, and shells may not use in our today's clothes because they are sensitive items which will not endure in the washing machine. Ordinary people may not wash their many clothes by hand in their
busy days.

I want to be a person who can pick up an item made by hand. And when I buy and use it, I want to remember their face and their thought.
Many cheap clothes may sometimes useful and convenient something, but one day I stopped my step and looked back about my consumptions in those days.
Is it exciting? Can it make me happy?
I don't need many things, so I want to select many usually things one by one in my daily life.

So, I could finish sawing these buttons before the summer has come! I'll wear this in these windy and cloudy day or early morning and night walking.





↑Before



↑After

コメント

こんにちは、

いいですね、いい趣味だと思いますよ(^^♪
カーディガンがすごく上品な感じになっているんじゃないかな~

それと、他にはたぶんないですもんね。

自分だけのもの・・・

ひで 2019年06月02日

ボタン着けはミシンですか?手縫いですか?
自分は手縫い派ですよ
こうやって古着が甦るのって素敵ですね

Kyo 2019年06月01日

おしゃれですね。そして、世界で一つだけの、、、って、感じが出ていて、すごくいいですね。

みーまる 2019年06月01日

十年前に、古着屋さんで買ったカーディガンを、今も使われているんですね。

今時の人も、物を大切にするんですね。

taka 2019年06月01日

こんにちは。🤙
探しているとなかなか出会えず、
忘れた頃にひょっこり見つかる。
そんな経験よくありますよ。

朝のコーヒーが仕上がりの満足感に
花を添えてくれたんですね。

町田の快速急行 2019年06月01日

不適切なコメントを通報する

最新ブログ

川沿いのお屋敷
Summer!
たまには遠くの八百屋さんへ
名古屋出張の帰りに