週末は真夏のような暑さでした。
ここから4ヶ月ほど、暑さが続くのかなぁと思うと、暑さ対策にも力が入ります。
早くも日焼け止めを買い足すことになりそうです。
さて先日は、チケットをいただいたので「横山大観 ー画業と暮らしと交流ー」を観に行きました。
横山大観の作品だけではなく、自身が設計したお屋敷や内装品、庭といった住居環境、画材や日常の愛用品、交流のあった文化人、大観のエピソードといった絵画以外から紐解く人物像が楽しめました。
また横山大観を支えた奥様の日記などの帳面、大観デザインの着物や帯をお召しになった姿など、夫婦の仲睦まじく二人三脚で歩まれている様子も垣間見ることができました。
作品は大胆でありながら繊細で、象徴的なモチーフを描いているのが印象的でした。
なかでも全長26メートルなる絵巻「四時山水」は圧巻でした。作品に込められた精神性こそが、横山大観の美術の真髄なのかもしれません。
私は作品を深く観ることで画家の本質が見えると思っているので、その人の暮らしそのものにはあまり関心がありませんでしたが、横山大観という人物の輪郭をより鮮明にするためには重要な要素でした。
一流の芸術家として高名な横山大観は、豪快で気難しい面がありながらも、人としての礼儀、画業への心得、基礎を大切にする人であることが、生活環境や愛用品、人々との交流からも頷けました。
美術鑑賞は一度観て終わりではなく、できれば何度でも作品を観たいです。ファーストインスピレーションも大切かもしれませんが、じっくり何度でも向き合い、自分の心情や環境、年齢といったその時の感受性と相まって、作品世界と意識が溶け込み、豊かな解釈が生まれるのかもしれないと思います。
芸術を楽しむということは、作品を人生の一部にしていくことなのではないか、と考えるようになりました。
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横山大観という人は凄い存在なんですね!(*^^*)
ゆりえちゃんを魅了してしまうそんな人物の作品は何度みても感動するんでしょうね!(*^^*)