先日はスタジオのあとに根津美術館に行きました。
昨日まで開催されていた 特別展「尾形光琳の燕子花図」を鑑賞しました。
江戸時代に描かれた燕子花図の鮮やかさは永遠を思わせる生命力に溢れています。斬新なデザインと清々しいほどの大胆な構図。躍動感がありながらもモダン。風がすっと頬をかすめるような、薫風を感じます。
館内の庭園にも、燕子花が植えられ、見頃となっています。
作品と重なる燕子花の群生。しかし光琳の燕子花は、実物を超えるほどの迫力と生命力がありました。光琳のとらえた燕子花の魅力は、永遠に褪せることなく 金地の中で咲いています。
庭園に咲く高貴な魅力を放つ燕子花。そして光琳の描く豊かな花弁と葉や茎をもつ燕子花。 どちらも圧巻です。
燕子花図以外にも、どの屏風絵作品も細やかで鮮烈に記憶に残る鮮やさ。視界が晴れるかのように、私の視野に広がりをもたせ、心をときめかせてくれるものばかりでした。美しさに目を見張るとはまさにこのこと。絵師の見事な技と意匠に触れ、感動をもたらす美しさに出会えた日でした。
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これから梅雨にかけて 池の周りは鮮やかさ増すのかな?