アートに触れる

静岡県 掛川市にある資生堂アートハウスに行ってきました。

こちらの施設は、資生堂アートハウスと資生堂企業資料館が敷地内に併設されています。まさに知と美の融合施設。展示物だけでなく、建築そのものや随所に見られる彫刻作品なども見所です。

まずは資生堂アートハウスの展示を。以前訪れた際の展示タイトルは「工藝を我らに」と題され、工藝品を見たのですが、今回は「版画を楽しむ 木版・銅板・リトグラフ・シルクスクリーン」をテーマに約70点を展示。常設展示も含め、多様な芸術を楽しめます。

なかでも心惹かれたのは、小村雪岱の作品。
簡素でありながら、奥行きと動きのあるデザイン、格調高く、立体感があり、香り高い作品ばかり。それだけではなく、音まで聴こえてくるようでした。それは物語を紡ぐに相応しい作品で、心を奪われる美しさでした。


シルクスクリーンの並びには草間彌生さんの作品も。人気作家の作品を心置きなくじっくり眺め、いつまでも足を止めていられるのも、地方のギャラリーならではでしょうか。

一方、資生堂企業資料館は、1960年から始まる歴代CMや900点におよぶ広告のギャラリーがあり、見目麗しいミューズたちが目の保養に。
昭和35年から並ぶ芸能界の大先輩たちの華々しいポスターやCMを見ることは、もちろん私の勉強にもなりますし、広告業界、スタイリスト、ヘアメイク、デザイナー。そんな職業に就く人たちにとってはアイディアや参考になる資料の宝庫です。

どちらの施設にも、美術作品の画集、写真集などの美術資料が充実しています。

そして私の好きな、セルジュ・ルタンスが手掛ける作品も。独自の魅力に溢れ、創造的で破壊的。斬新で、夢のように魅惑的な世界を表現しています。
人間が服を着るように、またはファンデーションを塗るように、一時的な美をまとうのではなく、美そのものの化身と化した人間を見ているかのようです。 人間の美への思想の神秘。恍惚と孤独の昇華した姿が見えてきます。

***

私は、美は必ず誰しもが持つものだけれど、その内包された美を外に放つには、さらにもう一歩深く精神を研ぎ澄ませることで宿るものがあると思う。そこには「徹底した意識」という名の〝美への観念〟が必要となる。それを教えてくれたのはセルジュ・ルタンスの手がけた写真だった。
知性に裏付けられた美への圧倒的な崇拝が、彼の精神から剥がされ、腕をつたい指先で創造された。美の化身として産み落とされた強烈なインパクトを放つ作品を、私は忘れられない。

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コメント

掛川ってつま恋のイメージが強かったから資生堂アートハウスみたいなものがあったんだね!(*^^*)

作品として色々刺激を受けるアートハウスですね!

色々勉強にもなってゆりえちゃんもたくさん刺激を受けて楽しそうですね!(*^^*)

また行けると良いですね!(*^^*)

醤油らーめん 2019年05月03日

そうですね。内面からにじみ出てくる美こそ、真の美なのでしょうね。同感です。

みーまる 2019年05月02日

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