『14歳からの資本主義』

資本主義とその崩壊について様々な説が叫ばれる昨今、そもそも資本主義って何なのか、今現在は本当のところはどんな渦中にあるのか、冷静に少し引いた目で見て、判断しなければ生き残れない時代になってしまったのだろうか。

この本が、そんな日頃なんとなく抱えていたモヤを少し晴らしてくれた。


http://www.daiwashobo.co.jp/book/b378636.html


『14歳からの資本主義 君たちが大人になるころの未来を変えるために』


著者は丸山俊一さん。NHKで様々な番組を手がけていらっしゃる方だが、今回はタイトルにもあるように中学生にも分かるようにと、資本主義について噛み砕いて書かれた本だ。
内容は非常に充実しており、学校では教えてくれない、けれどもとても大切な問題が分かりやすい言葉で述べてある。大人が読んでいても深く考えさせられる良い本だった。

もちろん、これはあくまでも現代の資本主義経済を考えるための導入的な本である。普段から経済について深い思考を巡らせ、様々な経済学の本にも触れ、歴史にも詳しい方にとってはやや概説的で物足りない内容かもしれないが、私個人の感想としては頭の中が整理されてスッキリした。読後の爽快さと共に、未来をもっと積極的に見極めなければという気持ちになる本だった。

誰かが声高に喧伝していることへの違和感は、やはりどこか当たっていたのだなとも思い、同時にかつて青山にあった名店の大坊珈琲店の大坊さんのことを思い起こした。残念ながら大坊さんがお店を営業されていた時に私は珈琲を飲みに行くことはできなかったけれど、様々な映像や書籍で紹介される大坊さんについて観たり読んだりするうちに、一度も当時のお店に行くことが叶わなかったことが本当に残念でならなく悔しく思った。

大坊さんの、静かな佇まいでありながらも圧倒的な強さがあり多くの人を魅了したという事実が、この本が大切にして伝えようとしたことと結びついているように思えた。

大切なことはギャンギャン騒がなくてもきちんと伝わっていく。時間はかかるかもしれないが、何が大切なのか、いつか人々は気が付き始めてしまう。喧騒によって誤魔化されたり、余計な誇大が蔓延したりするのは、社会の常かもしれないが、それに惑わされない耳目をしっかりと持つことが今特に必要とされている。
著者の丸山さんが14歳の未来を担う若者たちに伝えたかった、自分の心でしっかりと未来を歩む重要性は資本主義経済や産業の話についてだけではなく、これから先の世の中を生き抜く全ての人たちへの、かすかな希望が見えそうな提案であった。


それにしても確かに、体力と根性と忍耐力があれば前に進めた時代は終わり、様々に便利になったから楽になっていくのかと思えば、また今度は全く違うジャンルの大変さが待ち構えているという未来。多様なサバイバル能力が試されるこれからの近い将来、やはり一筋縄ではいかない大変な時代なのだと改めて確認させられた。









おまけ

ウィルさんの得意技
S字睡眠。

腰は大丈夫なんだろうか・・・












I read this book written about the capitalism.
This is written for young people around 14 yeas old, but I think it suits for all ages like me who is familiar with capitalism, political science and economics.
If you are familiar with these theory and contemporary social science, you may be boring this because this book tells us about the fundamental construction on capitalism including the history.
It was good for me.
I had been felt some doubts about these system around us and I wanted to know it.

After reading, I thought about some loud sales messages. Sometimes those sounds very fishy for me. But many people are moving with those messages in this world.

Many truly important things may be said in a low voice.
I remembered about Mr. Daibo who was the living legend about coffee. His appearance was so cool and he made a quiet with beauty through his coffee.

We have to be a creational person like an artist for our future, but it will not an easy way. Freely is so free, but it forces us walking the hard road mainly in our head.







コメント

確かに、このような寝相は、腰にくるかもしれませんね。負担がかからないよう、構ってあげる必要があるかも、ですね。。。

みーまる 2019年02月02日

まりさん、今の日本の経済は新自由主義の経済ですね。

のぶちゃん 2019年02月02日

こんばんは、

麻里さんの言葉には、すごく深さを感じます。
一冊の本を読んで、こんなに考えられるって、すごいですね。

将来のビジョンを考えることはすごく大事かな?と思っています。

今日をどうするかを、常に考え、ベストをつくせば、
未来も見えてくるのかな~と思っています。

良い未来が来ることを、祈りたいです。

麻里さんにも、もっと良い将来がきますように~!

ひで 2019年02月02日

こういう初歩的な本は意外と侮れなくて目から鱗的な内容だったりするんですよね。

Kyo 2019年02月02日

不適切なコメントを通報する

最新ブログ

冷やし犬とPhoto Bangkok
鈴木麻里(カメラマン南賢太郎さん)ラスト〜
鈴木麻里の今年のお写真その2
鈴木麻里のお写真の巻(その1)