ピエール・ボナール展

ピエール・ボナール展に行こうと思ったのは、フィリップス・コレクション展がきっかけだったのですが、
ピエール・ボナール展も観ることが出来て良かった!

フィリップス・コレクションで来ていたのはボナールの中年期以降の作品が多く、その頃フィリップスはボナールの作品を「発見」したわけなのですが、ボナールの作風はフィリップスと出会った頃とそれ以前とではかなり色彩の雰囲気が変わります。

ボナール展では彼の初期のころの作品、
ボナールの父が画家として生きていくことを認めたというプロになるきっかけとなったポスターから、プロとして描き始めたばかりのころの油画、

そして一時期夢中になっていた写真

そして妻や親戚たちをモデルにして描かれた日々の風景

さらに最後は絶筆といわれる作品まで

彼の画家としての一生を細かく追うことができる展覧会でした。

ボナールといえば美術史の中では「日本かぶれのナビ」というあだ名で呼ばれたというエピソードから、ナビ派の説明のところで名前が挙がることが多い作家なのですが、この展覧会を観るとナビ派としての彼は長い画家人生の中でのほんの一瞬のことだったことを目の当たりにします。
全体を通して観ていくと、個人的にはナビ派というよりも、印象派から次の時代への羽ばたきを試みた作家、という感じを受けました。(たしかにナビ派らしい作品を生み出していた時期もあったし、それらは彼の大人気となったポスターやそんなセンセーショナルなデビューの頃の話でインパクトがあったことは確かですが、彼を説明するにあたり最初に出てくる単語がナビ派というのには若干の違和感を覚えたのです。それくらい晩年の作品は違った様子になり、日々探求の末に進化を続けた作家でもあったということでしょう)

晩年の画面に何度も登場する赤茶色のダックスフントは、そのシルエットだけで表現された様子でもとても可愛らしく、同じダックスと暮らす贔屓目もあって、思わず笑顔になって見入ってしまいました。
フィリップスが買ったボナールの絵にも、このダックスが出てきます。

生涯多くの動物を愛して共に暮らしてきたボナールは、
ルナールの『博物誌』の挿絵を担当しています。
今回の展示ではその初版が展示されていました。表紙には女性と犬が描かれていて、いま日本で出版されているものとは異なるようです。







『博物誌』に添えられたボナールの絵は素朴で、遊び心に溢れ、ほかの油絵などとはまた雰囲気の違うものです。
ボナールが自由に心が躍るままに描いていった様子は、ルナールの日常への細かくも軽やかな目線と相まって、とても魅力的な本となっています。

そして展示を見にいく前にこのルナールの『博物誌』を読んでいたので、今回の展示ではより一層ボナールの動物への優しい眼差しに注目することができました。


フィリップスがボナールのコレクションをはじめた1920年ころ以降に描かれた作品は、鮮やかな色が眩しく、まるで楽園のようなその土地に絵の中から飛んでいけそうなほど、輝きに満ちています。

なるほど、フィリップスが夢中になってコレクションをしていったのも納得です。

今回の展示では、全てではありませんが、オルセー美術館の収蔵作品がほとんどです。
ボナールが活躍した時代には大きな戦争もあり、アメリカの勢いもあり、たくさんのヨーロッパの美術品がアメリカなどへと売られて行き、結果バラバラの様々な場所に収まっているという背景もある中、これほどたくさんの作品をまとまった形でオルセー美術館が所蔵しているというのは、素晴らしいことです。

オルセー美術館にもいつか行きたいなあ。


そんなわけで
アート鑑賞2018年の389件目、12月の27件目でした。




最近は美術館で子供でも楽しめるような簡単ガイドのようなパンフレットを置いている展示も増えてきた気がします。
大人が見てもわかりやすくていい!












I went to the retrospective exhibition about Pierre Bonnard "Pierre Bonnard, The Never-Ending Snmmer" at The National Art Center Tokyo Kokuritsu-Shin-Bijutsukan.

Before I saw some important Bonnard's painting for Phillips at the exhibition about The Phillips Collection. Ast his collection works were so nice, I wanted to know about Bonnard who was loved and collected many works by Phillips.

This retrospective was based on the collection of Musée d’Orsay.
I knew about his evolution through from his early screen printing posters to his later works which had full of bright collors.
And before I saw this exhibition, I read "Histoires Naturelles" wirtten by Jules Renard. Bonnard draw some illustrations for this book.
Of course the first book of this was shown on this exhibition,but the picture of the front cover was not the same one. On the first book's picture was drawn by Bonnard.
I understood his gentle eyes through these pictures and his many paintings with many animals like dogs and cats lived with his
family.

On his lived time, it had many huge war.
Many art works were gone or bought or collected on far countries like U.S.A from Europe.
It's important thing that France have many
Bonnard's works. I want to go Musée d’Orsay.

コメント

これは、某経済新聞で宣伝している展覧会ですね。また、よい作品を見ることが出来て、ラッキーでしたね。

みーまる 2018年12月22日

年末でもまだまだ美術館巡りが続きそうですね

Kyo 2018年12月22日

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