「フィリップス・コレクション展」@三菱一号館美術館

三菱一号館美術館で開催中の
フィリップス・コレクション展に行ってきました。

宣伝には「全員巨匠!」という文字も踊り、日本でも人気のあるドガやドラクロワ、ピカソなどの作品がずらりと並ぶ展覧会ということで、混雑していそうだなと、なんとなく行くタイミングを逃していたのですが、美術好きな皆様の噂によれば、なんと空いているというではないですか。
またまたそんなこと言って〜と疑いなが平日夕方に行ってみれば、なるほど大変鑑賞しやすい状況で、とてもステキな時間を過ごすことができました。
どうやら曜日や日付限定のイベントで入場料がお得になることもあるようで、そこを狙って来るお客様が多く、つまりそれ以外の通常の時間帯であれば料金は通常料金にはなるものの、会場内はゆったりしているということのようです。冬休みに入ると状況は変わるかもしれませんが、ゆったり観たい人もお得に観たい人も、いろいろ選べて、おススメです。

さてこのフィリップス・コレクション展。
内容もかなりおススメ。
アメリカのダンカン・フィリップスさんが作り上げたアートコレクションが私設美術館となり、彼の死後も、今でも続いている素晴らしいコレクションです。
その中から今回は、彼のコレクターとしての歩みが伝わるような作品が多数来日。

名画が揃うことはさることながら、まず企画そのものが本当に素晴らしく、ダンカン・フィリップスがどうやって作品を買い集めて行ったのかがよくわかり、面白いです。
彼が一番最初に買った作品こそ来日はしていませんでしたが、美術館を作ろう決心した頃に買ったもの、そして開館した頃に買ったもの、その後の世界大戦や世界恐慌の頃のものなど、歴史と照らし合わせながら、その変遷を追うことができます。
作品解説では、作品が描かれた年と、フィリップスが購入した、もしくは寄贈された年が両方書かれていて、
「これは描かれてからわずか2年後に購入している!」とか、「これは過去の作品だったけれど作家が生きている間に買ったのか」とか、
そんなことも見えてくる展示方法になっているのです。

もちろん、名画揃いですので、作品そのものの素晴らしさだけを堪能することも出来ますし、それだけでもステキな時間になることと思います。
三菱一号館美術館は館内の内装もどこかの邸宅にお邪魔しているかのような雰囲気があり、その空間で個人のコレクションを鑑賞できるというのは、総合的に鑑賞として、とても優雅な時間になることでしょう。


今回更に良かったのは音声ガイドによる細かい解説です、借りて良かった!声優の西山宏太朗さんが、フィリップス家の執事という役設定でお話してくださるのですが、絵を見ながら、その絵がどうしてフィリップスのものになったのか、フィリップスの考えなどを語ってくれるのです。スペシャル解説として三菱一号館美術館館長の高橋明也さんも登場します。フィリップスについてより詳しく知ることができ、充実した内容です。
絵を観ただけではわからないバックグラウンドを詳しく知ることができるので、普段の絵画鑑賞とは違った面白さが味わえます。鑑賞に行かれる方はぜひ聴いてみてください。



今回のフィリップス・コレクション展を観て、彼はピエール・ボナールという画家が非常にお気に入りで、作家の現存中に、作家の晩年の活動を力強く支援していたことを知り、
そこから慌てて、国立新美術館で開催中のピエール・ボナール展に行ってきました。長くなったのでその話はまた次回。

間に合う方はフィリップス・コレクション展と、ピエール・ボナール展、両方観られるとより面白いかと思います。

三菱一号館美術館




アート鑑賞
2018年の381件目、12月の19件目でした。



夜はキラキラ✨✨🌲








I went to see THE PHILLIPS COLLECTION "A Modern Vision" at Mitsubishi Ichigokan Museum(Tokyo,Japan).
This exhibition is presented about Duncan
Phillips' famouse collection and his life as a modern art collector. This project by Mitsubishi Ichigokan Museum was splendid show which told us who was Mr.Phillips and how he collected those enormous and high-quality art works.

We could see both great works and his life for art.
In the exhibition room, we was shown when the work was drawn and when he bought it.
The year which was drawn and collected were so close about some of works especially by Pierre Bonnard who was his favorite painter.

And now in Tokyo, we can see the retrospective exhibition about Pierre Bonnard! Of course I went to see that too! But today's blog had already long texts... I'll write about this retrospective show on
next blog.







おまけ
エミリオ・グレコ作の
《うずくまる女》
美術館の前にあるお庭にはいろんな彫刻があります。

コメント

海外のお金持ちの方は、美術に投資し、それを公共に提供しているのは素晴らしいことだと思います。日本では主に企業がやっていますが、日本でも、一昔前のように、海外同様、美術作品等の保護に、お金持ちの方が動いてくれれば、と思っている、一般庶民です(笑)。

みーまる 2018年12月16日

凄いとしか言えませんでした

Kyo 2018年12月15日

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