本とか展示とか

しばらく書き溜めてしまいました、、、まとめて

読んだ本と観に行った展示


まずは読書から

『ちいさな命がくれた勇気 ー ナチスと戦った子どもたち』(主婦の友社)









キャシー・ケイサーさんによる取材に基づくノンフィクション。
日本語訳は高橋佳奈子さんです。
英語のタイトルは
“The Underground Reporters”


ナチスが侵略を続ける中での
ユダヤ人の子供達とその家族の話を
生き残った人たちの証言をもとに書いた本。
この本の中で核となるのが、当時、子供達が作っていた”KLEPY”(クレピー)という手作りの新聞。
日々刻々と、様々な日常が制限されていく中で
手作りの回覧式のクレピーは発行され続け、
そしてなんと、それらは戦争を越え、いまも現存するのです。

奇跡的に残ったクレピーの全号。
そしてその発行に携わり、生き延びた子供達への丁寧な取材により実現したこの本。

最後の最後まで希望、誇りを失わないんだという気持ちだけが、後の世へ繋がる唯一の力だった。

書くことでも読むことでもお腹は膨れないし、細胞に栄養素は届かないけれど、
精神がいかに重要な位置を占めているのか、
人が生きていく上で欠かすことのできない心というものを改めてひしひしと感じます。


それとは全く反対というか、真逆の立ち位置に置かれた子供達もいました。

『ヒトラー・ユーゲントの若者たち 愛国心の名のもとに』(あすなろ書房)







スーザン・キャンベル・バートレッティさんのノンフィクション本。
日本語訳は林田康一さんです。

ドイツの子供達は、ヒトラー・ユーゲントという若者による集団に夢中になり、それが結果的に何をしていくことになるのか分からないまま、戦争の駒となっていきます。

親子の間ですらも信用できなくなる、戦争。
家庭内でも落ち着くことができない毎日。

私は今回この本を通して、ヒトラー・ユーゲントという存在を初めて知りましたが、戦争中に日本に来たこともあったのですね、そんなことも本を通して調べてみたりしながら知って驚きました。

ヒトラーは最初から、最終を計算づくでヒトラー・ユーゲントを始めたのか。もしくは途中で少しずつ変わって行ったのか。

戦争が終わった時、ヒトラー・ユーゲントの子供達に突きつけられた現実の話のあたりは、
その後の人生に大きく影響を及ぼしたであろう底知れぬ絶望、絶望という言葉では足りないような闇に、
突き落とされるようなシーンでした。

ヨーロッパの世界大戦の話は
読めば読むほど、きっとこれは
ユダヤ人、キリスト教、ユダヤ教、
ヨーロッパのもっともっと遡った時の歴史を
知っていかないと、理解していけないんだろうなあと痛感します。
それでも日本人の私たちが本当に理解できるかは分からないですが、努力して、理解しようとすることは出来るのではないかと。
いつかヨーロッパに行った時に、自分の心と体と、いろんな感覚を研ぎ澄ませて、考えていけるように、
重苦しい話ではあるけれど、日本語の本もたくさんあることだし、読んで行きたいなあと思います。



続いて日々のニュースを知る中で
我が家でも疑問が湧いた話にぴったりくる本


『池上彰の「天皇とは何ですか?」』(PHP研究所)




池上彰さんの本で、最後に元侍従長の渡邉允さんとテレビ番組対談をした時の様子を文章にまとめなおしたものも掲載されています。

この本の中で池上さんも書いている通り
現在の天皇陛下が生前譲位することになり、
私たち国民が天皇陛下とはどういうお仕事を日々されているのか、皇室の方々はどんなお仕事をされるのか、など
天皇と皇室にまつわるあれこれに興味を持った人も多いのではないかと思います。
「象徴」とはどういうことなのか。
そもそも、どういう経緯で現在の形になっているのか。
池上さんが歴史を紐解きながら分かりやすく解説してくださっています。

一言でいうと
「天皇陛下、めっっっちゃお忙しい」
という話です。
まさかこんなに、、、というのが正直な感想であり、これらを休みなく「全身全霊で」やり続けて来たのか、、、と思うと
「さっき、風呂掃除ごときで疲れたとか言ってごめんなさい、もっと精進いたします、ほんとすみません🙇‍♀️🙇‍♀️🙇‍♀️」と思うのでした。
それは冗談としても、
ほんと大変なんですね、、、。






さてノンフィクションや社会、歴史の本が続いたので

楽しいエッセイ


『ワタシは最高にツイている』(幻冬社)
大好きな女優さん、小林聡美さんのエッセイです。






この本の中にはフィンランドで映画を撮影していた頃の話も含まれています。

この辺りは、片桐はいりさんの本にも詳しく、両方読むと面白いです。
(片桐はいりさんの本はいま再読中なのでまた今度書きます)

大殺界と占いで言われてあれこれ乗り切る工夫をしたり、ターシャの庭に夢中になったり
仕事が立て込んでないから体調が良いと強調気味に述べたり、
自由な雰囲気の文章に
ほっと和みの空気を感じました。

私なら大殺界なんて聞いた日からその大殺界に突入する前であってもドヨーンと暗くなり、
ターシャの庭がいいなあと思っても考えていただけで体力の限界!と思ったり、
仕事が立て込んでないと不安でむしろ体調不良になり、

なんだこれは。
とにかく和んでない!
あかん、これはあかん。


限られた時間を有効に使わなくては。

って、やっぱり和んでないっ!


いかんなあ。

本を読んでいる時だけは、和みの時間になってるかな。



最後は

『あるノルウェー大工の日記』(エクスナレッジ)






ノルウェーのベテラン大工さん、オーレ・トシュテンセンさんのエッセイです。
日本語訳の監訳は牧尾晴喜さん。
日本語翻訳は中村冬美さんとリセ・スコウさん。


様々な国で翻訳出版されている本ですが
前から気になっていたんです、ようやく読みました。

この本には、
大工さんがあるお宅の屋根裏の改装を受注し、完成させるまでのことが
日記として淡々と綴られています。

日記というノンフィクションなので、
劇的なドラマはなく、建築にまつわる専門的な話も多いのですが、
大工さん、フリーランスで働く人、高い技術をもとに仕事をしていく人などの、日々の中で感じる些細な、けれど些細ではないことが、細かくストレートに語られていて、
フリーランス家族の我が家としては「そうそう!あるある!」と深く共感してしまう点も多数。

世の中、いろんな「働き方」があって
つまりそれって、いろんな「生き方」があるってこと。

必ずしも完璧に同一となることはないかもしれないけれど、働き方は生き方でもあるのだなあと
読んでいて改めて思いました。

働き方が生き方に影響するのか、
生き方から働き方が生まれるのか
それはその時で違ったり人によっても様々だと思うのですが、
こうありたいという生き方を、働き方に写していける人になりたいなあと思いました。

というわけでまとめて5冊。
2018年の95冊目から99冊目まで
7月の13冊目と14冊目
8月の1冊目から3冊目
でした。



で、展示の話はささっと。

写真展2つ

大好きな奈良美智さんの写真展
“Sixteen springs and sixteen summers gone ー Take your time, it won't be long now"
が、六本木にあるタカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルムで開催。オープニングに行ってきました。

奈良美智さんの写真作品は今年のアートバーゼル香港のタカイシイギャラリーブースで観て、とても興味があったし、去年の代官山フォトフェアでも展示がすごく良かったので。
今回ももちろん写真集が出版されていて、即買いました。去年の代官山フォトフェアの時にでた写真集も後に完売してたからなあ(もちろん初日に買いました)。

奈良さんの写真は個人的には正方形フォーマットのものが好きなものが多い、かな?
今回の写真集は正方形の雰囲気で作られているし、構成も良くて、とても魅力的な一冊に仕上がっていてオススメです!



もう一つの展示は
Zen Foto Galleryでの
原田直宏さんの展示
「三つ目の部屋へ」


Zen Foto Galleryはガラスばりの窓が大きく、歩いていくと遠くからなんとなく中の様子が見えるのですが、
主人と二人で、遠くから見た瞬間に「あ!なんか、ええやん!」と二人とも思わずズンズンと足早になる。

ギャラリーに入って

夢中になりました。

素晴らしい展示でした。

直感として「これはすごくいい!」と思う作品に出会えた時の、幸福感。
展示の方法、バランスもセンスが良く、
原田さんの脳みその中を渾身の力でぶちまけて、闘いに挑んできたそのエネルギーに
一瞬にして打ちのめされました。

原田さんは主人のお友達なので、原田さんご本人とは私もこれまでにも何度かお話しさせていただいたことがあるのですが、ご本人は至って穏やかな雰囲気を醸し出す、静かなお方ですが、たまに作品について語る時の熱いものが根底にある様子なども感じる時があり、今回作品をみて、
彼の力強いシリアス フォトグラファーとしての面、熱い心の底のパワーを堪能することができました。

あ〜いい作品に出会えた幸せ〜
この日はもうこれだけで、一日が輝きましたよ、原田さんありがとうございます😊


原田さんは今年の代官山フォトフェアにも出られるようなので、作品を見られる機会がまたあるかも?お楽しみに!!!

ということで

実はゴードン・マッタ=クラーク展も行ったんですが
流石に書ききれないので次回にします。

アート鑑賞は
2018年の145件目と146件目
7月の2件目と3件目でした。


7月はウィルさんの体調不良につき、つきっきりの自宅看護が多く、なかなか出かけられず、仕事で出ても仕事のみしてサッと帰宅という日々が続いていました。

その分、ウィルさんの傍らで、
おうちで本は読み進められたかな。
ウィルさんが夜中に起きた時にもすぐ対応していたので、その合間の読書でした。

最近は夜中にハッと起きなくても、ウィルさんも私も安心して睡眠できています🐶


まとめたら長文になっちゃいました🙇‍♀️最後まで読んでいただきありがとうございました🙇‍♀️🙇‍♀️🙇‍♀️



I read 5 books and went some art exhibitions at last month.

"The Underground Reporters"
written by Kathy Kacer






"Hitler Youth"
written by Susan Cambell Bartoletti






"En Snekkers Dagbok"
written by Ole Thorstensen,






an essay by Satomi Kobayashi who is a famous Japanese actress,





and the book about Japanese "Ten-nou(天皇)" written by Akira Ikegami who is a famous journalist.





And we went to the photo exhibition by Yoshitomo Nara at Taka Ishii Gallery(Tokyo).
When we went to the opening reception, Yoshitomo Nara was looked fun.It's good.
His photo works were very different things from his another works. But he was enjoyed this.
We hope that his life is happy. Because he is
a man although he is very very famous artist...

And we went to the photo exhibition by Naohiro Harada at Zen Foto Gallery.
His new works were very strong.
And he will join the next Daikanyama Photo Fair.






コメント📝📝📝


Kyoさん
町田の快速急行さん

コメントありがとうございます😊



Kyoさん
ウォーキングポージングレッスンはモデルに必要なさまざまなことを学びます。
写真撮影のお仕事のためのポーズのレッスンも、さまざまなシーンごとに学んだり、ウォーキングもショーのウォーキングや衣装による変化なども合わせて学びます。
ウィルさんは進歩して頑張ってます。筋トレはなかなか大変ですね😅🐶


町田の快速急行さん
ウィルさんへの応援ありがとうございます😊
ウィルさんは少しずつですが、すごく頑張っています。日々の努力、ですね。
筋トレはなかなか大変ですが少しずつ一緒にやっていきたいと思います!

コメント

今年もたくさんの本を読まれてますね

Kyo 2018年08月07日

まりさん、歴史と政治社会の色合い強い本ですね。

のぶちゃん 2018年08月06日

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