📚ダライ・ラマとフィンランド📚

最近読んだ本2冊


『チベット わが祖国ーダライ・ラマ自叙伝ー』

著者は現存するダライ・ラマであるダライ・ラマ14世。
日本語訳は自らもチベットに長くいた経験を持つ木村肥佐生さんです。

この本は原著が1962年に書かれたもので、この本の前にもいくつか日本語訳の本がでていたようですが、
今回読んだ木村肥佐生さんの訳したものがノーカット版全訳のようです。
この木村さん訳の本が出るにあたり、ダライ・ラマ14世ご本人から1985年に寄せられた序文、そしてこの自叙伝が書かれた後の出来事などを木村さんが手短にまとめた補足の文や年表なども付け加えられています。

ダライ・ラマと言っても

今なお亡命中で故郷に帰ることが出来ず、
世界各国を訪問して平和の演説を行い、
選ばれた生まれ変わりしかなることのできない地位で、
チベットの人

というお粗末極まりない知識しかなかった私でして

この本を古本市で見た時に

あ!これは読まないといけない!

と思って買った本だったのでしたが


読んで良かった。
そして、複雑な世界の状況をもっともっと積極的に知ろうと努力しなくてはいけないと
改めて思いました。


この本にはダライ・ラマ14世ご自身の回想により幼少期の思い出から、ラサを離れなくてはいけなくなり、インドへ到着するところまでが書かれています。

幼い頃からこの地位に就かざるを得なかったご本人のプレッシャーたるや、
いかなるものだっただろうかとも思いますし、
今もなお、まさに人生をかけて、多くの人々のことを考えているのだろうなと想像します。

本が書かれたのは1962年。
今は2018年です。
長い長い年月が流れています。

この本を読んでから世界でのニュース記事を改めてネット上で拾い読みしてみると、ほんの数記事だけでも、本を読む前とは違った、より自分自身の脳みその咀嚼能力が高まった状態で、記事を見ていることに気がつきます。

まだまだ私の勉強不足なことが山のようにあり、そして世界は日々更新されていきます。

もしかしたら本当に宇宙に移住する日がくるのかもしれませんし、それは極端だとしても、今や世界中どこにいても仕事や生活が成立するような状況に激変しつつあります。日本にもたくさんの日本人以外の方が暮らす日が来るかもしれませんし、現時点では実生活の中でそれを体感しつつもあります。そして反対に日本以外で暮らす日本人も増えつつあり、これからさらに増えるのだろうと感じています。


少しずつですが、今とこれからを見極め、どう生きていくのかを自分で考える力をつけるためにも
歴史も積極的に学ばなければならないなと思います。



なんだかチベット問題の話の本で堅苦しくなりましたが、

2冊目は同じ海外の話でも
楽しくほんわかな本


『北欧フィンランド 食べて♪旅して♪お洒落して♪』(実業之日本社)

イラストレーターで漫画家の
てらいまきさんの本です。

数ある旅行本と違って面白いのは
彼女、フィンランドを知るために季節を変えて3回行っているん。
ここまでくると旅行記というか、フィンランド愛が溢れすぎた調査、ですね。おかげで、どんな時にフィンランドに行ってみたいかなあと、具体的に想像することができました。

オーロラも見たいし
犬ぞりも乗りたい
トナカイにも会いたい
マリメッコのアウトレット行きたい
フィンランド人みたいにじゃばじゃばコーヒーを飲みまくりたい
キアズマ現代美術館に行きたい

と思って調べてたら
キアズマ現代美術館はまさかの日本語ページがあるんですよ。
日本からの観光客が多いということでしょう。

てらいまきさんの本の中にも
日本人ガイドさんのことや
日本語で書類が用意されていたものについてなども出てきました。

言葉の問題も嬉しいですが
なんと言っても私にとっては
涼しそう
というのが絶対条件なもので、このあたりも最高!
北国生まれだからか、高温多湿が特に体質に合わず、日本の梅雨から夏にかけては特に体調に留意せねばならない体質なのです。漢方の体質診断でも熱と湿に弱いとなり、「だと思ってましたよぉ」と妙に納得。

(冬は冬で寒がりだと言ったりもしてるんですが、暑いか寒いかどちから選べと言われれば、迷いなく、寒い方が体調もよく頑張れます。延々と両親ともに北国のDNAが引き継がれているせいかもしれません。)

フィンエアーに犬を連れて乗る場合
というところまでネット検索してしまいました。
ウィルさん、あとちょっとダイエットしたら機内に一緒に乗れるかも!(2018年7月調べ)


フィンランドは極端な話ですが
今年は大地の芸術祭妻有越後トリエンナーレの開催年ですので
犬と一緒にアート旅というのを計画しています。こっちの方が現実的ね。

実は最近いろいろあって、我が家では基本的に、もうウィルさんをどこか他人には預けないという方針になりました。
私たちもやらなくてはいけないこと、見るべき展示、学ばなければならないことが山のようにあり、決して遊んでいるわけではない(遊んでいるようにしか見えないかもしれませんが😅)のでわりと必死に駆けているのですが、(これでも時間が全然足りてない。学ばなければ・・・)、
ウィルさんは私たち二人にとってかけがえのない家族だし、家族に負担をかけてまでやるべきことって、あるのかなと、改めて話し合ったんです。

暑い季節、ウィルさんと一緒にアート旅をしたら、
例えば人間二人なら3箇所見られたところが、1箇所だけになるでしょう。
3時間かけて着く旅も、休憩をこまめにはさみ、5時間かかるかもしれません。
食べてみたかったお料理、レストランを、犬連れゆえに諦めるかもしれません。
近くに犬連れで泊まれる場所がなく、車内で仮眠and日帰り温泉や銭湯に交代で入るなどなどになるかもしれません。
アートを学ぶ仕事効率としては極めて悪い状況と言わざるを得ません。

でも、果たして本当に、それでいいのか。

エアコンが効くとはいえ、長時間、車で暑い移動がウィルさんの負担になるのではないかと、
ウィルさんを、比較的ストレスの少ない自由にできる環境に預けてみたものの
ウィルさんの性格ではそれは逆効果だったようです。
多くのワンちゃんたちにとっては、むしろ良い環境でのお泊り保育だと思うし、いろんなお友達と遊んで楽しく過ごせるのだとも思いますが。我が家のウィルさんがとても特殊な性格の子なのだと思います。
しかしこればっかりは生まれ持った性格の占めるところも大きくあり、仕方のないことです。


ウィルさんは獣医さんが驚いてしまう程の、我慢強い子です。
それゆえに、「頑張る」という気持ちが強すぎて無理がたたってしまうことがあったり、自分の気持ちを押し殺し、ぐっとこらえて、我慢をしてしまうことが人一倍(犬一倍)あるようです。


犬連れのお出かけの際は、
世の中には犬がお嫌いな方、どうしても苦手な方、犬に対するアレルギーをお持ちの方などもいらっしゃいますから気を付けなければいけないことも多いですが、
最初から全部無理と諦めずに、出来ることを探してみたら、見つかるかもしれないなと思っています。

例えば実際、いろいろ調べてみて
妻有越後トリエンナーレは過去の開催時に犬と一緒に楽しんでいらっしゃる方も結構いるんだと知りましたし、
フィンエアーには体重によっては座席下にキャリーを入れれば機内に一緒に乗れることも知りました。

最初から諦めていたら、調べもしなかったかもしれません。

いまウィルさんは病院に通いながら自宅で朝晩とお薬を飲みつつ療養中です。
かなり良くなっているので、このまま少しずつ回復して、以前の元気なウィルさんに戻るようにと、静かに見守りたいと思います。


なんか本の話からいろいろになってしまいましたが、
最近はそんな感じです。
ま、私たち家族は究極のポジティブ家族なんで
元気です😆🐶✨



読書は
2018年の83冊目と84冊目
7月の1冊目と2冊目
でした。




I read 2 books.
"My Land and My people : Memoirs of the Dalai Lama of Tibet." written by H.H.Dalai Lama(The XIVth) translated by Hisao Kimura in Japanese.
The original book was published in 1962 and Mr.Kimura's translation was held in 1989.Now, we live in 2018. Very very long time was gone.
I didn't know well about the Dalai Lama, but I could study about him.
And when I read some articles about Tibet and his works in many news web pages, I realized that my views was changed a little after reading.
I must study more and more about history and the event at all over the world to select my life.

And next book was written about Finland!
The writer is a Japanese illustrator. She has traveled this country 3 times in different seasons for this book.
I want to see the Aurora.
I want to meet reindeers🦌
I want to go through the Dog Sledding🐕🛷
I want to go shopping many wonderful goods🥤👗🍽
I want to go some cafe to drink a cup of coffee in Finland☕️
Hot place is Not fit for my health because I'm from cool place in Japan. I want to go the cold land.

Hey William! It seems that you can board a Fin Air plane with us if you succeed gaining your weight a little!!🐶👍

William is so patient. He is always good boy and a really good listener.
But sometimes he can't say something what he want to do.

We decided that we went to trip together anywher. We will not use the Hotel for pets.
That's nobady's fault.
But our pretty William's personality was not fit for these Hotel system. He couldn't fit into other dogs and people although they was very kind and dogs could spend freely in the Hotel's free room with their new friends.
He is so sensitive...and he is so shy by nature.
He was grown his sociability with his effort, but he couldn't...

We are the family🐶👦🏻👩🏻
We must study about Art more and more, but my husband and I talked about William.
We will go together the next art trip.









コメント

次には、一緒に連れて行ってあげるといいですね。そして、いろんな動物を飼っていた経験から、少しだけ言わせてもらえるなら、人と異なり、動物は一緒にいることの出来る時間が少ないので、少しでも多く、一緒にいる時間を作ってあげると良いと思います。そのため、不便はいくつか出てくるかもしれませんが、ご夫婦、また親御さんのお知恵もお借りしつつ望めば、きっと克服できるはずです。失ったあとで、私のように後悔し、二度と動物を飼わなくなってしまった人にならないためにも、ともに過ごす楽しい時間をたくさん作るよう、心がけて下さいね。

ま-みる 2018年07月03日

ウィルさんが早くよくなってくれればいいですね。

Kyo 2018年07月03日

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