はた万次郎さんのエッセイ!

先日の古本市で出会った一冊
読み始めたら、たまらなく面白くて
すっかりハマりました。


はた万次郎さんのエッセイ
『アブラコの朝 北海道田舎暮らし日記』(集英社)


漫画家のはた万次郎さんが
ある日突然、東京から北海道へ移住。
漫画家として原稿を東京へ送りながら、北海道で家を修繕しつつ、犬のウッシーや猫たちとの暮らし。

今でこそ、インターネットが普及して、
さまざまな流通も便利になり、
ポチッとクリック一つで物が注文できたり、
原稿のやりとりもスムーズにできたりしている時代になりましたが、
はたさんが移住した頃はそんな状態ではまだなく、家庭用ファクシミリはあるものの、、、という頃。
それでもはたさん、漫画原稿が納品できればいいというところがクリアできるというので、移住。

自分が心地よく暮らせる場所を見つけ、
仕事をしながらにして、人生をまるごと楽しみながら暮らす方法にたどり着くわけです。

現代であれば、住む場所を限定しなくてもいいスタイルの職業も増えているので、はたさんのような生活を選ぶ人もいるとは思うのですが。

はたさんは、そんな点でかなり最先端だった、とも言えますね。

時々思うのは、長いようで短い人生の中で
何回引越しできるんだろうなあっていうこと。

よほどの引越し魔だとしても
2〜30回とか、かな?と勝手に想像します。
お仕事の都合でもっと各地を転々とされる方もいらっしゃるかもしれませんが。
例えばですが、10回ほども違う街、違う地域へ引越ししていれば、「いろんなところに住んだなあ」と思うのかもしれませんね。


引越しがしたい、という話ではなく
住みたいところがあるなら、なるべく早く住むべし
って話なんです。
だって人生であと何回引っ越せるチャンスがあるか、わからない。
だったら早く実行しないと、実現しないうちに、人生終わっちゃうじゃないですか。


その人その人の人生の優先順位がどこにあるのかにもよりますが、
はたさんの行動力には、「参りました」って思いました。

エッセイの内容は、北海道での暮らしについて。
日々の出来事が淡々とつづられているだけなのに、どこがどう面白いのか説明できないような微妙な魅力にじわじわとやられます。
移住いいだろー?とか自然サイコーみたいな、嘘くさい押しが一切なくて、
大きな事件もなく、
ある意味、普通の北国暮らしの日記が続くだけなのに、どうにも読んだらクセになる感じで、はた家の愛犬ウッシーにもすっかり夢中。
はたさんが、心から、北海道での毎日を謳歌して、幸せを感じているからこそ、この本が魅力的なのでしょう。
どやー!みたいな旅行記とかに辟易している人にもおススメ。


調べてみたら、ウッシーの本も出ているようで、そちらも読みたくなりました。



読書
2018年の80冊目
6月の6冊目
でした💕



#読書
#エッセイ
#北海道
#はた万次郎 さん
#漫画家
#ウッシー
#犬



I found an interesting book written by Manjiro Hata. He is a manga artist. This book is his essay about his life in Hokkaido.
He decided to move to Hokkaido from Tokyo, and he started to work as manga artist in his New Land!
Now we can connect with all over the world by internet. If we are in the place from a town which have many stores, we can buy many foods,wears,and also books using internet immediately. And we can send message on the same way to everywhere in the world!
But when Mr. Hata moved to Hokkaido, there are Not convenient systems like internet.
Now some people live in small town or village away from the city.
In a sense, Mr. Hata was an advanced person.
Sometimes I think how many times I can move the home. Our lile may be more shorter than we expect. If you have the place where you want to live, you should do something to realize your ideal life.




コメント

楽しい本は気持ちもポジティブになりますね

Kyo 2018年06月17日

そうですね。私も、今までいろいろなところに住んだので、今日の話がとってもよく分かります。そして、その土地その土地に、忘れられない、よい思い出が一つは残っていて、また機会があれば、訪れてみたいと思うのが、人生の醍醐味だと思っています。。。

ま-みる 2018年06月17日

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