最近読んだ本
・三島由紀夫「殉教」
・三島由紀夫「鏡子の家」
・川端康成「千羽鶴」
三島由紀夫は圧倒的な美意識に基づいて、たとえば皮膚組織の細胞のように一見肉眼には見えないものを、文章という特殊な道具を使いこなし、誰の目に見えるように皮膚に浮き上がらせる。
人間の見えないもの、この世界にある目に見えないもの すべてを顕微鏡で観察し尽くたかのごとく、仔細にあぶり出している。そのすべてを知り尽くした綿密な描写は、特殊な力が備わっているとしか思えない。
巧みな描写で精神世界までを美へと昇華させ、その執拗な描写は天才を思わせ、読書を力強く引き込んで結末まで連れて行くのに対し、
川端康成の老練で簡素で朴訥とした文章はしとしとと降りつもる雪のように、ゆっくりと静かに確実に、しだいに世界に染められ、見事な日本的情感がただよう絵のなかへ導かれる。
川端康成は静かなる美を描く、絶対的な審美眼を持つ人。日本的な奥ゆかしさと寛容な人物像が作品の文章からうかがえる。
私は優れた作家の美意識の高さ、崇高な文学にあるすみずみまで行き渡る作家の美的感覚に驚きます。
読む作家を変えると、個性があり面白いです。
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読む本がなくなったときの喪失感ったらないので、最近はまとめて数冊購入して、順番に読んでいきます。
新たに仕入れた本
・フィツジェラルド短編集
・三島由紀夫「長すぎた春」
・フロイト「精神分析入門 上・下」
これから読むのが楽しみです。
#読書
#三島由紀夫
#川端康成
#フィツジェラルド
#フロイト
ゆりえちゃんほんと読書家だよね!(*^^*)
いろんな本読んで博識もつけて素敵な女子になってお仕事でも活かせるようにできると良いね!
そおいや永田町に国立国会図書館があるから今度行ってみてどんな本が置いてあるか見てみると良いよ!(*^^*)