ベルトラン・ラヴィエ個展Medley @エスパス ルイ・ヴィトン

先日ちらっとだけ触れましたが

ベルトラン・ラヴィエの個展に行ってきました。
場所は表参道にあるルイ・ヴィトンの展覧会スペース
ESPACE LOUIS VUITTON
です。

公式ページはこちら↓

http://www.espacelouisvuittontokyo.com/


パリに本拠地があるフォンダシオン・ルイ・ヴィトンの所蔵作品の中から選りすぐりのラヴィエ作品が展示されています。

フォンダシオン・ルイ・ヴィトンといえば
いまパリの展示では
"IN TUNE WITH THE WORLD"という展示が4月から始まっているのですが
これは約30人のアーティストの作品が並ぶ展覧会で、
アルベルト・ジャコメッティやイヴ・クライン、ゲルハルト・リヒター、アンリ・マティスと並び、日本の村上隆さんもこの30人の中に入って展示していらっしゃいます。村上隆さんといえばもはや世界的なアーティストですけれど、それにしてもこの錚々たるメンバーの中に日本人が堂々と入っていることは、なんだかやっぱりすごい。

あーパリに行く任務とか、ないかなあ😅


さて
今回表参道で展示されているラヴィエ作品。
キャッチーな見た目であることと、写真撮影がOKということから、様々な個人サイトでもちらほらと発信が目に付きます。

ベルトラン・ラヴィエについては
世界的キュレーターのハンス・ウルリッヒ・オブリストの本を読んでいて知ったのですが(この本についてはまた後日)、
ヴェルサイユで庭師の学校に通っている間に目にした現代アートのギャラリーに入ってみたことから、彼の現代アーティストの人生がスタートしたという方。
つまりアートに関しては学校を出て出発したわけではなく、ほぼ独学ということになります。
彼は最初、現代アートのギャラリーに入ってみたときには、そこにあるものが何なのか、何が何だかわからなかったらしいのですが、わからないのに強い興味を覚え、自分の道はここだと思ったらしいんです。もはや運命ですよね。
その直感を信じて、今や世界的アーティストとなっているわけですから、素晴らしい。

彼の代表的な作品のシリーズには、いくつかのものがあるのですが、
最初に作っていたのは、物体の上にペイントするというシリーズ。
ラジオの上にペイントしたり、グランドピアノの上にペイントしたり。



インタビューの中で

冷蔵庫の絵を描いている人を知っているとなると、絵画作品のキャンバスなどの中に冷蔵庫が描かれているものを想像し、
いやいやそうじゃなくて冷蔵庫の上に絵を描いている人、となると冷蔵庫の面にお花など様々な何かを描いている人を想像するけれど、
そうじゃなくて、自分は冷蔵庫の上に冷蔵庫を描いている

というような内容のコメントがあり、
絵に描くことについての、今までとは違った方向の問いかけにワクワクさせられました。

既製品を使うアートというと
かの有名な便器を展示したという
マルセル・デュシャンの《泉》の話になるわけで、
ラヴィエへのインタビューの中でも当然そこには触れられているわけですが、
デュシャンとの違いを明言されていたのも面白かったです。
とかく、既製品(レディ・メイド)を使うとデュシャンとの関係を問われるわけですが(それほど重要かつ衝撃的な、美術史の転換をももたらすようなことだったわけですが)、ラヴィエの説明にも納得させられました。

ただ見飛ばされてしまう物質も、全く同じ絵柄なのにその上にペイントするだけで注視せざるをえないものになるというシリーズがあったり







台座となるものの上に乗せるだけで、
違う役割だったはずのものが彫刻作品になるという問いかけのものがあったり。








ここでは台座も日用品であり
彫刻役の上にあるものもまた別の用途での日用品だったりするわけです。
組み合わされたら、あら不思議、彫刻になるのかしら?みたいな話。
今回は横にした冷蔵庫の上にソファーが乗っていますが、一番最初にこのシリーズを作ったときには、実家にあった金庫が台座になったとか。






↑しっかり、正真正銘の冷蔵庫。コンセントとか製造のあれこれのシール表示とかもあって。横にしたのみ。





アートとは何か、
物質は何を伝えているのか、

様々な、今への挑戦的な問いかけが目の前に示されるラヴィエの作品は、
今の自分の中にある材料でどんな答えを出せるのか、
そんなゲームのようにも感じます。

今回の展覧会はまだ始まったばかりで、比較的長い期間開催されるようなので
会期中にまた行きたいなとも思っています。
行ってよかったなあという展覧会でした👍✨







アート鑑賞
2018年の108件目
4月の31件目
でした。

DIC川村記念美術館の前に行っていたので
順番が前後しました。
他にも4月に行った展示の中でまだ書いていなく、かつ
良い展示もたくさんあったのでぼちぼち書いていきます。


追伸
クリスチャン・ボルタンスキーといえば
なんと来年は日本で大きな回顧展があるとのこと。
大阪をスタートして東京、長崎と巡回するみたいです。
2016年の東京都庭園美術館での「アニミタス さざめく亡霊たち」展の時から好きになったアーティストさんなので、来年の展覧会も今からとっても楽しみ!!





I went Bertrand Lavier's solo exhibition "Medley" at ESPACE LOUIS VUITTON Tokyo(Omotesando).
He is a famous artist in France. He has some kind of his art projects. For example, he created his readymades covering some objects such as radios, pianos and refrigerators with an impasto layer of paint. And he used an ordinary object as a pedestal to present what is a sculpture.
I felt that these works were some questions from Lavier. It was a game. Some people may react each with different answers. I want to see that Lavier's other works too.
As this show was good, I would go there a few times. This show will be held about 5 month period.
Please look this official information.↓
http://www.espacelouisvuittontokyo.com/








コメント

このアイデアのある作品は、本当に素晴らしいですよね。また、現代アートが、とっても身近に感じられるという、自然な工夫が感じられます。。。

まるみる 2018年05月04日

かなりインパクトがありますね

Kyo 2018年05月04日

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