📚『ちいさな国で』📚






1982年ブルンジ共和国生まれのミュージシャンが書いた小説を読みました。

『ちいさな国で』(早川書房)
著者はガエル・ファイユさん
日本語訳は加藤かおりさんです。

私はこの本を通して、ブルンジ共和国を知りました。
ルワンダのすぐ隣にある国です。

今年、偶然なのですが
人類の悲しい歴史の一つであるルワンダ大虐殺についての本を読んでいたのですが


『ホテル・ルワンダの男』
https://beamie.jp/?m=user&a=blog&k=detail&target_c_diary_...


実は今回読んだ本にも
このルワンダ大虐殺が出てきます。

この本はあくまでも小説なので、小説に出てくる主人公の少年が著者の子供時代と全く同じということではないそうですが、
著者が経験した過去、バックグラウンドなどに基づくところもあるようで、実際にご本人はブルンジ共和国からフランスに移り住んでいます。

ツチ族、フツ族という歴史の中で
自分たちが当事者として生きてきたからこその表現だったのかなと思いながら読み進めました。

私はたまたま日本人として生まれて、
そこからどこかに移住することもなく
これまで日本で暮らしてきましたが
世界規模でみたら、祖国を離れて暮らしている人は本当にたくさんいて、それぞれ、今もいろんな気持ちを抱えながら生きているんだと思います。
それは安穏と日本で暮らしてきた私には、到底想像もできないような気持ちなのだと、想像することしかできませんが、様々な人の著書を読んだり、多くの人と接することで、狭い自分の世界をじわりと拡張できるのではないかなと思うのです。
知ろうとするところから、始まるのだという気がするのです。

インターネットの普及や交通の便が良くなることで
世界中のさまざまな人たちが昔よりももっともっと個人個人の身近なところに存在できるようになった現代。

本もいろんな国の素晴らしい作品が
数多く日本語訳になっているので
翻訳ものも、日本語オリジナルの本も
両方読んで行きたいなあと、
なんとなく年の初めに思っていたので、
いろいろ読んでみております。

名作で、まだ読んでないものもたくさんあるんだよなあ。

課題は山積み😅






読書
2018年の59冊目
4月の18冊目
でした。


#読書
#ちいさな国で
#早川書房
#ガエルファイユ さん
#加藤かおり さん
#gaëlfaye
#kaorikato
#ブルンジ共和国
#アフリカ




I read "Small Country" written by Gaël Faye who is
a musician and a writer.


Gaël Faye
https://www.instagram.com/gaelfaye/?hl=ja
@gaelfaye

Before, I read a book "An Ordinary Man" about Rwanda Genocide in 1994.

Now we can connect with another side of this earth in an instant with internet system.
I was born in Japan. And I'm living in Japan.
But now many people are moving from their Birth Land, Home Town, and their loved place.
We must know about many different people because this world turns small by the internet.

This Gaël,s first novel was very strong body work. I can't wait his next new book!




コメント

ブルンジ共和国、初めて知りました。
ルワンダは昔、アミンという大統領の独裁国家だったとか。
アフリカ大陸の人々は、大航海時代からヨーロッパ各国に翻弄されてきたんですね。
「ホテル•ルワンダの男」は映画化されましたよね、タイトルは原作とは違っていたかも?

taka 2018年05月01日

本を通していろんな国の歴史をまなべることはいいことですね。

Kyo 2018年05月01日

事実は、知らなかった方がよかった、、、と思うものもあり。。。なかなか難しいですね。

まるみる 2018年04月30日

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