ラファエル・ローゼンダールはすごかった!アート3件めぐり

いしがみゆりえさん
Kyoさん

コメントありがとうございます😊


いしがみゆりえさん
去年よりもさらにお客さんも多くて盛り上がっていた印象でした!楽しかったよ。1日しか開催されないのがもったいないなあと思うくらいでした📚





Kyoさん
小さい頃にみたCMでなぜか宣伝内容と全く関係ないことだけが記憶に残ったりするの、わたしもあります!
当時は意味も全然わかってなかったし。







さて





アート巡り
今回は3件まとめて。


まずは
ラファエル・ローゼンダールさんの個展。
「ジェネロシティ 寛容さの美学」
場所は十和田市現代美術館。わたしの大好きな美術館のひとつです。

ラファエル・ローゼンダールさんが
美術館で個展をやるのは
なんと今回が世界初なのだそうです!

私は今回初めて展示作品を見ました。

彼の作品はインターネット上でも観ることができるんです。
こちら↓
https://www.newrafael.com/

それゆえ「インターネット・アートの代表的存在」などとも言われることがある人なのですが、
今回実際に作品を見てみて、
彼は本当に「インターネット・アート」と括られる人なのだろうかと違和感も感じました。


ほんの数十年前には全く考えられなかったことかもしれませんが、今は誰もが簡単にインターネットに接続できる時代。しかもその接続する端末を持ち歩くこともできる時代なんです。それも、世代を問わず、です。最近はスマホで動画を楽しんだりメッセージアプリを使いこなすかなり高齢の方も見かけたことがあります。実際私の90歳の祖父も絵文字や動く画像アプリを使ったメッセージを私に送信してくれていました。

こうなってくると、インターネットでアートを作ったり発信したりしていることを、あえてわざわざ「インターネット・アート」と肩書きを付けることに、本来のアーティストの感覚とは違ったものが混じり込んでしまうように感じたんです。

ラファエル・ローゼンダールは私と同い年のオランダ生まれのアーティストです。
彼が表現の方法としてインターネットを使ったデジタルな表現を選択したことは、100年前にヨーロッパで油絵の具とキャンバスを選択していたことや、江戸時代の日本で浮世絵を選択したことと、同じような意味を持つのではないかと感じます。
最も、今にフィットした、最も馴染みのある、しかも最も効率的でみんなが接している媒体を使って伝える、ということ。

今現在わざわざ版木を作り浮世絵を製作することよりも、インターネットを使ってデジタル表現にして発信することの方が、はるかに自然なことなのではないか、それを彼は実践しているだけな気がしました。

更に今回改めて思ったのは
彼の作品はなんらかの平面の画面で表現されているにもかかわらず、鑑賞者の体を丸ごと引き摺り込むような、とても体感的な作品であるということ。
カタカナだと「フィジカルな」となるでしょうか。

360度画面の映像や3D映画などを見ていると、自分のいる場所は静止しているはずなのに、なぜか画面の動きにつられて重心移動をしてしまったり、立っていたら膝がバランスをとろうと屈伸したりしたこと、ありませんか?
その感覚にも少し似ている気がします。


まさに、今を生きることを、感覚的に、的確に捉えて、形として表現しているアーティスト。

彼のこの「今」を掴み切っている感覚にとても興味があって、もっと知りたくなり、彼について書かれた本を買いました。
しかも部数限定でサイン入りです!レア〜😍
この中にはインタビューなどもあり、英文ですが読みやすそうな単語で書かれていそうだったので、家でじっくり読んでみようと思います。



さて2件目は
ユミコチバアソシエイツ ビューイングルーム新宿
で開催されている
「象る、象られる。」
今井祝雄、金氏徹平、木下佳通子、高松次郎、田中敦子、渡辺泰子のグループ展です。

お目当は金氏徹平さんの作品でしたが、高松次郎さんももちろん観たくて。

どなたの作品も素晴らしかったのですが
高松次郎作品は、なんと彼が大学を卒業した年に描かれた作品。
その後、就職をして働きながら休みの日にだけアートに携わっていた高松次郎。今回の作品は、これまでに観てきたどんな高松作品とも違い、大学のときってこんなだったの?!と驚かされました。
この日は時間がなくてじっくりお話を伺えなかったのですが、今度時間があるタイミングで、今回の展示されていた高松次郎作品についてギャラリストさんにお話を伺いたいと思います。面白いお話が聞けそうな予感😊✨





さて最後は
練馬区立美術館での
「サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法」

パリで活躍したポスター画家
レイモン・サヴィニャックの個展です。
以前、レイモン・サヴィニャックの自伝を読んでいたので、予習は万全。
なんでもそうですが、やっぱり予習してから観に行くと、頭に入って来方が違いますね。
全部の展示を予習してから行けるといいのですが、なかなか。でも今回はタイミングよくしっかり予習出来て、良かったです。

ポスター、なので当たり前ですが
巨大なものもたくさん。

原画とポスターが両方展示してあるものもあり、
個人的にはやっぱり、原画が圧倒的にいいなあ、なんて思ったり。

サヴィニャックのポスターに出てくる犬は
胴長ちゃんが多くて親近感。
明らかにダックスをモデルにしているなと分かるものもたくさんあります。

サヴィニャックのポスターに対する理念が、しっかりと分かるものばかりで、彼のブレない軸を作品を通して改めて感じる事ができました。




というわけで3件まとめてのご紹介でした。


アート鑑賞
2018年の51件目から53件目
3月の11件目から13件目
でした。




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I went 3 exhibitions.
Those are Rafaël Rozendaal's GENEROSITY at Towada Art Center, grop show at Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku, and Raymond Savignac solo exhibition at Nerima Art Museum.

Rafaël Rozendaal's show was wonderful. And I felt a little wrongness about his titles "Internet Artist" which was named from other people.
Now we can use Internet and mobile phone, PC,and many sized tablets as a matter of course.
At the present day, it may Nonsense that his works are called "Internet Art".
When I saw his works at this show, I felt that intuitively. I have no reason. But I thought it clearly. I may make mistakes. Even so, the important things are to go and see the works in real. And what did you feel in your heart? Do not be misled by other many opinions.

I wanted to know about RR,I bought his first monograph book(signed!!).










コメント

素敵な美術の数々ですね。
いつも勉強になっています

Kyo 2018年03月28日

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