これから2日間お世話になる現場へ向かいます。新幹線と電車の旅✨
△三島由紀夫「文章読本」
今日は本棚から文庫本を2冊選び、出張のおともに連れてきました。
最近精読しているドストエフスキー作品も。時間があれば何度も読みたいので。
この作品は、もう4回読み返しているのですが、なかなか聴覚的に作品世界に入りづらく、
目では読んでいるのだけれども流れるように入りこめないのが気になっていました。
圧倒的な作品なのに、移動や仕事の待ち時間に途切れ途切れに読むには相応しくなく、その力を十分に感じられる状態が整っていなかったのかもしれませんし、
または私の読解力が足りないのかはわかりませんが、内容は把握できても、なにか物足りない感覚。4回目の再読でようやく流麗な音とともに浸れるようになりました。
語るべき声が導いてくれ、ようやく作品自体に触れられた気がします。
全体を通して完成される、演奏曲のような物語。
退廃、破滅、自我と他我への愛、真実と偽り。これらが静かなる語り部によって心に注ぎ込まれるであろうエネルギーのある物語。
一読したときよりも、見えない世界が見えるのではないかと信じて、何度か読み直して良かったです。
あるとき、ふと草原の風が抜けて行くように、物語が頭のなかを通り抜ける感覚になりました。
カラマーゾフの兄弟も同じくより深い場所まで降りていける気がするので、何回か読み込んでみたいと思います。
私はいつも小説を読むと自分ではない声によって語ってくれるんです。視覚と聴覚が同時に働いて、文章に肉体を持たせてくれるんですね。それはドストエフスキーのこの作品はなかなか入り込めなかったけれど、ようやく到達できた気がします。
これもまた読書の魅力です。
というわけで、長くなりましたが
これから出張で群馬県前橋に向かっています。
MCのお仕事です^ ^
🔸コメントのお返事🔸
まーみるさん
たくさんの記事にコメントありがとうございます。
・わ〜ありがとうございます!💕
嬉しいです。合格できるように祈ります🤞
・はい、登山やランニングが好きで、筋トレは毎日しています。✨パワフルって嬉しい褒め言葉❕
・ふふっ晩ごはん突撃しちゃいますか?笑
あの特大しゃもじ、見てみたいですよね〜🍚😉
ゆりえさん、こちらこそ、お返事、ありがとうございます。また、読書家ですね。ちなみに、私は、近頃読んでいる本は、日本の古典であり、つい最近は徒然草を読みました。昔の日本人の考え方等を知りたいと思ったので。。。そして、出張は有意義なお仕事になるといいですね。頑張ってくださいね。