ローレンス・ウィナーの作品を観てきました。
"WATER AND SOME OF ITS FORMS"
by
Lawrence Weiner
カタカナ表記ではウィナーと表記されたり。ウェイナーと表記されたりしているようです。
今回は開催の画廊さん TARO NASU GALLERYさんの表記でウィナーとします。
さて
ローレンス・ウィナーはタイポグラフィーのコンセプチュアル・アーティスト、なんて言われています。
要は、文字を使って表現をする現代アーティストというわけです。
今回は日本での個展ということで
英語表記だけではなく、そこに日本語も重ねられています。
この日本語は、まず最初にウィナー本人が用意した英語があって、それに対していくつかの候補となる日本語をTaro Nasu galleryさん側が用意。そこからそれぞれの日本語が持つニュアンスを説明し、本人と検討した結果、選んだ日本語が作品に使われているのだとか。
これらに関して、画廊さんからのプレスリリースでは
「言葉と文字が容器となって運ぶ意味や心象の、翻訳しようとしてもしきれない何かこそが、文化の本質であるというウィナーの確信が、こうした制作を生んだといえるでしょう。」
と述べられています。
『翻訳できない世界のことば』
っていう本を思い出しました。そういえば気になっていたのにまだ読んでないんです。今度読もうと思います。
これ↓
https://www.sogensha.co.jp/special/honyaku/index.html
ウィナーの作品は、作品の文字が観ている人に伝達された時に、それぞれの心の中に浮かぶ様々な気持ち、思い出した事柄、連想した何か、純粋に受け取った印象などが発生して、初めて成立するもの。
つまり観る人の数だけ、作品の完成形が存在して、正解はないということ。
同じ人が観ても、数年後に観たら、全く違うことを思ったなんてこともあるでしょうね。
ウィナーは今年はファッションブランドSACAIとのコラボレーションもあり、アート以外の方面からも注目されています。
それにしても
水色のフレームを格式高いギャラリーでみるのは初めてだし、
水色のフレームでセンス良く仕上げるのはすごい😍かっこいい。これを中のシートだけじゃなくフレーム込みで買いたいっていう人も多そう。
そんなこんなで
文字が好きな私としては
なかなかツボな内容でした👍✨
アート鑑賞
2018年の15件目
1月の15件目
でした。
あー気がつけば1月が終わっちゃうでないの。
まだ1月に読んだ本も観た展示も全部書いてない(というか結構書いてない)うちに2月になる。
年始早々、宿題を溜めてる😅
I went to the exhibition "WATER AND SOME OF ITS FORMS" by Lawrence Weiner at Taro Nasu Gallery(Bakuro-cho, Tokyo). He has made a conceptual art for a long time. His works made by using typography. These works need the audience. When the people see the works, it is important what is called to their mind. Both works and audiences must make a set. When we feel something by seeing his works, these works will come into true effect for us.
In this year, SACAI held the pre-SW collection show collaborated with Lawrence Weiner. The collection show was receiving a lot of attention, so now he is noticed from many directions.
宿題、ぜひ消化して下さいね(^0^)。楽しみにしています。。。