資生堂ギャラリーでの展示
Moving Plants 渡邊耕一展
に行ってきました。
写真と資料と映像による展示で、
世界中に生息しているイタドリ属の植物がテーマ。
このイタドリ属の植物、渡邊さんはある時、あちこちで見たことがあると気がつき、調べ始めます。
そこから、実はあのシーボルトが日本から持ち出し、ヨーロッパから世界中に広まった植物だったことが判明。今や生態系に甚大なる影響を及ぼしてしまうほど世界中で繁殖してしまい、困ったことになってしまった植物なのだとか。
企画としてはとても興味深く、
例えば現代の花など植物の卸売場(そこから世界中に輸送される)の写真が飾られていて、「なぜ??」と思いながら解説を読むと、なるほどシーボルトの時代とやっていることは今もそんなに変わらないってことなのかと納得させられたり。
展示を見ていくと、イタドリがどうやって、日本からシーボルトのふるさとであったオランダへ行き、そこからヨーロッパに広がり、さらに世界各地に広がることになったのか、一つ一つ紐解いていくことができます。
撮影された写真などは、そのルートを紐解くヒントの役割を担っているんです。
全て見終えてから、
写真やアートの展示ではなくて、
民俗学や歴史学などの展示や、科学館で見る展示のようでもあるなと感じる面白い企画でした。
ということで
アート鑑賞
2018年の7件目
1月の7件目
でした。
I went to SHISEIDO Gallery at Ginza(Tokyo).
Now the exhibition by Koichi Watanabe is going titled "Moving Plants". This exhibition is one of the study about a plant called "Itadori". This plant inhabits all over the world now, but the first this plant inhabited only japan. So, why their habitat expanded to other land? If you see this show, you'll understand that.
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なんかくたびれたみたい🐶
お散歩後😆
植物のことを詳しく知るのも、面白いですよね。私も今「魔女の薬草箱」という、変わった内容の本を読んでいますよ(^0^)。