宮脇綾子美しいアップリケ展@神戸ファッション美術館

宮脇綾子さんの作品をウェブでみて

とても気になったので実物の展覧会に行ってきました。


宮脇綾子さんはハギレを使って作品を描く作家さんで、なんと40歳から作家デビューをした方です。

アップリケ作家、と言われていますが
その作品は単なる「アップリケ」という手芸の域を超え
一つのアート作品として完成されている素晴らしいものばかりです。

宮脇さんが作品作りを始めたのは
このままで人生が終わったらつまらないと思ったからだとか。
けれど当時の彼女の状況は厳しいもので、
戦争の影響により物が手に入りづらい時代。
さらに大変厳しいお姑さんがいらしたとかで、
自分のやりたいことができるのは、夜中のお裁縫の時間だけだったのだとか。
そこから彼女の作品が生まれてくるわけです。
どうしても何か表現してみたい、けれど物はないし、少しでも無駄遣いになっていたり、自分の好きなことのために時間を使っているのが目につけば厳しく指導されてしまう、という中からなんとか工面した結果の、余ったハギレと、夜中の時間、というわけ。

のちに彼女はこの頃を恨むことは全くなく
むしろ、貧しく厳しい状況がなかったら自分の作品は生まれなかったと振り返っています。

ここに彼女の作品から溢れるパワーがあるんだなあと、観ていて思いました。

何が何でも作りたい。
どうにかして作れる状況を必死に編み出してまでも、やる。

たぶん、彼女よりももっと器用に、技術的に上手にアップリケ作品を作る方は、たくさんいらっしゃるのではないかと思います。
でも、宮脇綾子のアップリケ作品は、明らかに、そういう次元ではありませんでした。

彼女が生きること、そのものが、作品なんです。

残念ながらご本人はもう他界されていますが、
作品が残れば作家の情熱は半永久的に伝えられるんだなと、改めて思いました。



宮脇綾子 美しいアップリケ展
http://www.fashionmuseum.or.jp/museum/special/ayakomiyawaki




というこで


アート鑑賞
2017年の96件目
11月の25件目

でした。


I found my new favorite artist! Her name is Ayako Miyawaki. She made many works by using some waste pieces from cutting cloth. When she made her first work, she was 40years old. She said "If I do not anything now, my life will be boring time. I must try now!" Her idea was not easly at that time after war. But she never gave up.
Her works make a deep impression. These were not "good handicraft", but "beautiful arts". Her works were herself, she sewed her life itself.




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#アップリケ
#神戸ファッション美術館
#作家
#AyakoMiyawaki
#works
#art





神戸ゆかりの博物館と同じ建物内にあるんだよ







コメント

この分野については、まりさんもチャレンジ出来るのでは、と思いました。美術家、兼、作家、兼、タレントさんとして頑張れるかも。。。☆

ま-みる 2017年12月20日

とても素敵ですね
今回の英文はパーフェクトに近い内容でしたよ。
Excellent

Kyo 2017年12月20日

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