没後150年記念 菊川英山展
に行ってきました。
場所は原宿にある太田記念美術館。
浮世絵の展示を行っている美術館です。
今回は1787年から1867年に江戸の地で活躍した絵師
菊川英山の展覧会。
今年は没後150年だとか。
菊川英山は、喜多川歌麿の後、
歌川国貞や歌川国芳などよりも先に活躍した絵師。
浮世絵に描かれた様子から当時の流行や文化、食べ物や着る物、住むところの環境などを読み解くことはよくあることなのですが、
菊川英山の美人画は特に、ファッションが魅力的に描かれていました。
当時の人たちも、ファッション誌を見るような気持ちで、菊川英山の絵を見たのでは?と想像してしまいます。
着物や帯の色柄の合わせ方、髪の飾りなど
今見ていても旬な感じも受けてしまうような
フレッシュさがある美人画。
なぜか現代の私ですらも、新しいファッションマガジンを見たようでウキウキさせられました。
浮世絵、錦絵といわれている
版画作品が多数並びますが
肉筆画も何点かあり、とても美しく洗練されたものばかりです。
太田記念美術館では一部、履物を脱いで畳に座って鑑賞できるスペースがあるのですが、
そこがいつも私は大好き。
やっぱり、なるべくなら、畳に座って見たときの目線で、作品を見たいなあと思うんですよね。
今回この畳スペースで見たものの中では
《娘立姿》(1814-18年頃/紙本一幅/太田記念美術館蔵)
や、
《雪月花図》(1814-18年頃/絹本三幅/東京国立博物館蔵)
などは本当にうっとりする作品。
展覧会の最初に見た作品でしたが、最後にもう一度じっくり見たくなり、引き返した程でした。
錦絵では
大文字屋の遊女、一本(ひともと)がどうやら私のツボだったようで好きな作品には、ひともとが描かれていました。
《新吉原新宅図 大文字屋内 ひともと》(1813年8-9月頃/大判錦絵/個人蔵)
《せい桜むたま川のうちむさし 大文字屋内 ひともと》(1813-18年頃/大判錦絵/日本浮世絵博物館蔵)
凛とした美しさとふんわりとした柔らかさ、軽やかさがある作品でした。もちろん、着物もオシャレ!
色も綺麗に残っていて、魅力的な色彩です。
ところで所蔵先で気になったのは
日本浮世絵博物館。
調べてみたら長野にあるんですね。知りませんでした。
http://www.japan-ukiyoe-museum.com/
長野に行ったら立ち寄りたい場所です🤗✨
ということで
アート鑑賞
2017年の85件目
11月の14件目
でした😊✨
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浮世絵は、父がいくつか持っていて、子供の頃、父の部屋に飾ってありました。。。色合いとかが独特で、日本の絵は素晴らしいな、と思ったことを覚えています。さて、はて、あの絵は、家の中で、どこに行ったのかな???