「長沢芦雪展」@愛知県美術館

観たい観たいと思っていた長沢芦雪展!

行くことが出来ました。


円山応挙の弟子だった長沢芦雪。

当時の京都は
円山応挙、伊藤若冲、呉春、与謝蕪村、
そして長沢芦雪と
みな地理的に近いところで活動していたとか。
他にも曽我蕭白、池大雅などの活躍とも重なる時期を生きていた長沢芦雪。


様々な先人たちの技術や表現を学び、
そこから新しいものを生み出していくんだという気概を感じる作品が並んでいます。

1754年に生まれ、1799年、46歳で亡くなった長沢芦雪。

この時代に活躍したとは思えないほど
時に作品がまるで現代アートのようにも見えます。

あらゆる可能性、表現に、
生涯、挑戦し続けた人だったのかもしれませんね。



今回の展示の目玉はなんといっても
無量寺の展示コーナー。


長沢芦雪のとても有名な《虎図襖》と《龍図襖》は和歌山県の串本にある無量寺に設置されている襖なのですが
今回、その無量寺での様子を再現した展示方法になっています。

襖絵などは、見る人の目線の高さによって、随分印象が変わるもの。
今回はそのあたりもしっかりと考慮されていて、
展示室で立ったままで鑑賞した時の目線が、無量寺の畳に座って観た時の目線と、なるべく同じくらいの高さになるように設置されているのです。
素晴らしい🤗✨


展覧会会場で襖絵などを見ると
どうしても展示ケース内で、その単体をみることになるので、ほんの少し魅力が減ってしまう気がしていました。
今回は《虎図襖》と『龍図襖》が向かい合わせになっている様子やその裏にもどんな絵が描かれているのかなども、わかるような展示。

この展覧会に行くことができて良かった〜と思いました。



他にも、
長沢芦雪といえば犬の絵。
これは円山応挙の犬の絵からの流れ。
今回は師弟関係にあった二人の犬の絵、鹿の絵などを比べられるように、並べた展示もありました。


いろんな作品に何度も登場する
白黒の毛の、後ろ姿で寝そべった犬が
可愛かったなあ〜
そうそう、かわいい犬は後頭部とか背中とかが可愛いんだよねえ❤️よくわかっていらっしゃるわあ😍🐶と思いながら見ていました。
いくつもの絵に全く同じ後ろ向きのポーズで出演しています🐕



晩年の月の描写も
ほわっとした光の雰囲気があって
とても美しく見惚れてしまいます。

《月下水辺藪》などもすてきでした。



かの有名な
エツコ&ジョー・プライスコレクションから
《白象黒牛図屏風》も来ていて
初めて実物をみることが出来ました。
ほっこり、楽しい気持ちにさせてくれる作品です。



音声ガイドはナビゲーターが声優の平田広明さん。軽やかな喋りで、遊び心やチャレンジ精神に溢れる長沢芦雪の世界を解説してくださっていて、とても素敵でした!




愛知県美術館には初めて行ったのですが
なんとこの後すこし改装で閉館するのだとか。
知らなかった。このタイミングで行くことができて良かった!!




アート鑑賞
2017年の78件目
11月の7件目
でした🖼





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↑ここの吹き抜け、すごいのね

コメント

この作品の展示は、地元の美術館でも、確かやっていたような、、、名前をどう読むのか調べた記憶があります。。。(^0^)

ま-みる 2017年11月18日

出張先でもしっかりと美術館巡りはすごいですね☺

Kyo 2017年11月18日

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