ちょっと軽いタッチで読めそうな本を探していて
これにしてみました。
『ここで死神から残念なお知らせです。』(新潮文庫)
榎田ユウリさんの小説。
文庫書き下ろしです。
ある日突然、主人公の男性の目の前に現れた、自称死神。
彼は本当に死神なのか。
あの人は本当に生きているか。
となると、自分は?・・・
さらさらっと読めて、でも深いセリフもあって
楽しめました。
死神のセリフの中に
「人間ってのはね、いつか自分が死ぬことを知っている唯一の生物だよ。」
っていうのがあるんです。その前後のセリフも良いフレーズなんですけどね。
その通りなんですよね。
唯一の生き物、かどうかは置いておいたとしても
少なくとも人間は、知っている。
いつか、死ぬという運命を。
ピエール・コルネイユという劇作家が
「人生は一歩一歩、死に向かっている」
という言葉を残したとか。
他にも似たような言葉を残した人たちが何人かいらっしゃるようです。
つまり、生まれた瞬間から死へのカウントダウンがスタート。それは誰にも止められないカウントダウン、ということなんですよね。
1日は24時間しかなくて、その連続は常に残り時間を減らしながら進んでいく。
だからこそ、
淡々と、積み上げる。
人と比べない。
落ち込む暇があったら、1日24時間しかないんだから、すぐやるべきことに頭を切り替えなくては。
今日生きている幸せに感謝して。
頑張ろうって思います。
というわけで
読書
2017年の81冊目
11月の1冊目
でした🤗
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面白そうですね。そう言えば、学生の時、いつも顔色の悪い友達のあだ名が、「死神」だったことを思い出しました(^0^)。