シャガール展@東京ステーションギャラリー

シャガールだけを80点強
一度に観られるという
スペシャルな展覧会

「シャガール 三次元の世界」展

行ってきました。


東京ステーションギャラリー
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/






東京駅に隣接する、というか東京駅の一部である場所、東京ステーションギャラリーで現在開催中です。

今回の注目は

シャガールが作った立体作品の数々。


そもそも、シャガールって陶器とか、大理石などの彫刻とか、
作ってたの?!

という驚き。


それも、一つ二つ、作ってみたことがあったんだよねーとかの話ではなく
かなり、本腰入れて、がっつり作っていらっしゃいます。

今回展示している立体作品の数だけでもかなりのボリュームです。


そして、立体作品をみていても
ああ、シャガールだなあ
って思える。

シャガールは、シャガール以外の何者でもなく、唯一無二の存在なのだと、
当たり前のようなことですが、しみじみそんなことを思ったりもしました。


シャガール作品といえば
青森県立美術館でみたバレエ作品のための背景画《アレコ》の4枚(全4幕のバレエ作品でそれぞれの幕の絵があります)が私の心の中に圧倒的なインパクトで残っているのですが(あれは作品もすごいけど、青森県立美術館の展示の仕方もすごいのです。いつもは3枚の常設展示だけど、たしか今なら4枚揃って観られるはず。私は夏に4枚揃ってるの観たよー)
今回の立体はそれに次ぐようなインパクトでした。


陶器を作るための習作、スケッチなども一緒に展示されていて、製作過程も透けて見えるかのような展示。
そして作品をいろんな角度から見つつ、それぞれがなるべく干渉しないように配置されていて、見るときのストレスも少ないような工夫もあったりと、
すごく良い展示でした。

さて

そんなシャガール展のお気に入り作品を発表します。



もちろん話題となっていた絵画作品《誕生日》も素晴らしかったのですが
私の個人的な心は今回は立体作品にぐいっと持って行かれております。

人間、想像してなかったものと出会ってしまうと
そっちに気をとられちゃうものです。



まずは
《青い婚約者たち》
(1962年/彩色陶器)

シャガールが陶器を作り始めてから10年程経った頃の作品。
この展示室には陶器のツボ、ピッチャーのような形のものが多く展示され、ピッチャーに持ち手がつけられたものもあり、
古代のツボのような雰囲気もあります。
どのツボも、シャガールの香りがプンプンしていて、
絵画がそのままツボになったかのよう。

そんな中でこの《青い婚約者たち》の色彩、立体の丸み、大きさ、全ての要素が
360度どこから見ても、ゆるぎない光を放っているように感じられたんです。
絵の中にVRで入り込んだような、一瞬にしてシャガールの絵の世界から来た波に巻き込まれた感じ。



さて
次は

《ハダサ病院附属ユダヤ教会堂(エルサレム)のステンドグラスのためのヴァリアント》の中の何枚かから
《アシェルの一族》のためのヴァリアント
(1960-62年/墨・鉛筆・パステル・紙)

これはハダサ病院附属ユダヤ教会堂の中にステンドグラスを作るにあたっての下絵。
それぞれの民族ごとに1つの絵になっていて、その民族を表す動物などのモチーフが描かれています。ヤギとかね。
絵も素晴らしいのですが、この下絵の展示をみていて、絶対にいつか、この教会に行って本物のステンドグラスを観たい!と思いました。
全く想像がつかないんです、この絵がステンドグラスになっている様が。
絵は絵で素晴らしいのですが、どうしてもステンドグラスに脳内で変換できなくて。
ならば、見るしかあるまいと。
きっと、また新しい驚きの出会いが、ここにもあるのではないかと思います。


新しい驚き。それは心を掴んで離さない、溢れる光、キラキラしたもの。
だからなにかを観るのはいつも楽しくてたまらない。



最後はこれ
《恋人たちと木》
(1969年/大理石)

やや直方体な大理石を、ぐるりと彫刻したもの。
他にも同じようなスタイルで彫刻されたものがたくさんありましたが、
私は《恋人たちと木》が一番好きでした。

なんだろうね、これは好き、これはまあまあ好き、これはうーん普通かなあ、とか。
感覚でしかないんだけど。
どれも素晴らしい作品ばかりだし、シャガールは好きな作家だし、
でもずっと見ていくと、これ!っていう作品に当たったり。

きっと何年か後に観たら、それも変わるのかもしれないな。


好きというか、
たくさん観た中で、帰り道でも心の中に強く残っていたもの、という感じなのかな。


そうやってあちこち観ていくうちに、
何日経っても、何ヶ月経っても、忘れられない、
あれはすごかった!!
っていうものに出会えたり。



シャガール

前から好きだったけれど
立体を今回たくさん観ることができて、
新たな面を知ることができて
さらに好きになった!


誰々展といいつつ、全部をその人の作品で揃えられなくて(あえてのこともあるだろうし、無理だったってこともあるだろうし、必ずしも他の作家の作品が混ざっているのが悪いわけではないし、むしろその方が良い展示になっていることもあるんだけれど)
ということは良くあるのだけれど

今回はぜーーーーんぶ、シャガールです。

東京ステーションギャラリーの煉瓦造りの雰囲気のいい壁がある展示室で
たっぷりとシャガールに浸れます。
ぜひ。




ということで


アート鑑賞
2017年の70件目
10月の16件目

でした。

山種美術館の内覧会レポを先に書いたので
数字が前後しちゃった。

やっと10月に観た展示の話が終わったよお。
あ、まだ本が残ってるけど。
追い追い。









Kyoさん
コメントありがとうございます😊
モルダウじゃないんですか!!しかも、ぜんっぜん似ても似つかぬ名前じゃないですかっ!!
ジャパンとニッポンくらい違ってますよそれ!!
パンとポンなら無理やり近い風な言い訳もしようかなというところですが、モルダウはもはやそんな余地もないほど別物ですね、びっくり‼️








#アート
#美術館
#シャガール
#陶器
#大理石
#彫刻
#東京ステーションギャラリー










コメント

シャガールの作品は、どれも味があって、いいですよね。また、私もシャガールの作品は好きです。。。

ま-みる 2017年11月07日

シャガールの作品は絵画だけではないんですね。
やはり写真の掲載はNGですか?

taka 2017年11月07日

シャガールが作陶なんてと思うくらい驚きでした。絵画は有名ですけどね☺
新しい発見をありがとうございました

Kyo 2017年11月05日

不適切なコメントを通報する

最新ブログ

新着 make up🎥✨
新着 朝
新着 落合芳幾の浮世絵とキース・ヘリングと三宅信太郎展
新着 名作は圧倒的に名作だった