川合玉堂展@山種美術館その1

先日、山種美術館で行われた特別内覧会に行ってきました。

今回は


「[特別展]没後60年記念 川合玉堂ー四季・人々・自然ー」展


山種美術館
http://www.yamatane-museum.jp/





今回の展覧会では川合玉堂の若い頃から晩年の作品までがずらりと並びます。


川合玉堂は京都で円山四条派の流れを汲む、幸野楳嶺の門下で学び、
その後、橋本雅邦の元で更なる絵の研鑽を積みます。

橋本雅邦は狩野派の流れを汲む人ですから、
川合玉堂は円山四条派から狩野派へと、それぞれの要素を自分の中に吸収し続け、そして絵に表現していきます。



川合玉堂は絵の大家であっただけではなく、人柄も本当に素晴らしい方だったとか。

圧倒的な澄んだ優しさが、作品からも滲み出てきているかのようです。

今回の展覧会では、そんな川合玉堂の魅力的な人柄も伝わるような展示になったということでしたので、
これからご覧になる方はぜひ、その辺りも注目していただけたらなと思います。

川合玉堂はほとんど人物画を描かなかったそうなのですが、ごく身近な人たちは描いていて、今回展示もあります。




(注意:今回は特別な許可をいただいて、美術館内の撮影をさせていただき、掲載させていただいております。
一般の方は展覧会での撮影は出来ませんのでご注意下さい。)




例えばこんな感じで
川合玉堂の次男の妻をモデルに描いた作品や




《花をいけて》
(1929年/紙本・彩色/玉堂美術館所蔵)











お手紙に絵を描いたものなども。↓
絵は生まれたお孫さん。出産の喜びをいち早く、離れていた父親に知らせてあげたいという、優しい心遣いが感じられる手紙です。




《川合玉堂書簡(1930年12月3日付大倉堯信宛)》
(1930年/紙本・墨書淡彩)





さて

ではそろそろ
いつものようにお気に入り作品の発表に行きたいと思います。


川合玉堂の作品をみて、私が思うのは
決して派手ではないけれど
全体を通して展示を観ていった時に、
なんとも言えない、じわじわくる優しさが胸の奥に残る、ということ。


1枚でのド派手さというものは無くても、
何か、忘れられない思い出を、観る人に伝えてくれます。
美術館を後にする頃には、私はとても穏やかで幸せな気持ちになっていました。

あまりの多幸感にミュージアムショップではいつもよりもお財布の紐が緩くなったほどです。
10月から発売されているオリジナルパッケージのチョコレートも買ってしまいました。





これ、美味しいです。私好みの味💕😍
豆のザラリとした食感も好きな感じです。
危うく一気に食べてしまいそうで、、、あぶないあぶない。Bean to Barの板チョコです。食べるのは一列ずつ!と厳しい心で己を律して、冷蔵庫の蓋を閉めました👐
自分用のお土産にだけじゃなく、プレゼント用にもしたくなります。



と、本題へ、、、




さてそんな魅力溢れる川合玉堂の作品ですが


実は先に言ってしまうと
《宿雪》
(1934年/絹本・彩色/日本芸術院所蔵)

と、

《朝もや》
(1938年/紙本・彩色/東京国立近代美術館所蔵)

が、素晴らしいと感じていたのですが
この2点は内覧会での撮影もできないものでしたので
ぜひ展覧会会場で皆様じっくりご覧いただければと思います。






さて


ではこちらから








《竹生嶋山》
(1928年/絹本・彩色/山種美術館所蔵)



川合玉堂は雨が降っている様子の絵がとても美しく、
雨、湖などの水面、水が流れ込んでいる水車、といった、水に関連した作品がとても多いなあと思います。

この作品は竹生島を描いているのですが、
遠景が靄に霞んでいる様子がとても美しい作品です。
静けさ、ひんやりとした空気感、神聖な雰囲気なども伝わって来ます。川合玉堂が55歳の時の作品です。






次はこちら







《紅白梅》
(1919年頃/紙本金地・彩色/玉堂美術館所蔵)


他の作品とはぐっと雰囲気の異なる金屏風ですが、金屏風に紅白梅と言えば、もちろん江戸琳派を意識してのこと。落款も江戸琳派の特徴であった丸く大きな形になっています。




《紅白梅》(部分)
(1919年頃/紙本金地・彩色/玉堂美術館所蔵)



金屏風という華やかさの中にも
控え目で上品な雰囲気というのは存在しているのが川合玉堂らしさなんでしょうね。

紅白梅の枝は「たらしこみ」の技法で描かれています。他にもこの「たらしこみ」技法が使われた絵がたくさん展示されていて、柔らかな川合玉堂の作風とピッタリ合っていてステキです。




と、ここまで書いたら
写真が6枚になってしまったので
次の記事につづく・・・






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コメント

細かい線の描写がすごいですね
細かいところまで描かれてるので素敵ですね

Kyo 2017年11月01日

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