アフリカにあるエリトリア国の駐日大使が
この度70歳になられるということで
古希のお祝いにご招待いただきました。
大使と、大使館スタッフの皆さまと、私達ゲスト、合計10名ほどでの素敵な和食のお食事会でした。
大使の似顔絵入りの誕生日ケーキや
大使館スタッフの皆さまから
日本式ということで紫のちゃんちゃんこと帽子もセットで贈られ
エリトリアは1歳のお誕生日をコミュニティで盛大にお祝いするけれど、その後は祝う習慣がないので、誕生日について思い出すチャンスがあまりなく、
歳を重ねると、いま自分が何歳か、誕生日がいつだったかなどを、すぐ答えられない人が多いとか。
エリトリアで1歳をお祝いするのは、
そこまで生き残ってきたことへのお祝いと、そこから正式に人類の仲間入りをするとの意味を持つ歳が1歳だから、なのだとか。
大使にお会いするのは2度目でした。
今回、70歳を迎えるにあたり、
本当に本当に短く掻い摘んでではありますが、
大使がこれまでに歩んできた道のりをお話下さいました。
大使の若い頃にあった様々な話を伺って、
independent
と
peace
私はこの二つの単語が、未だかつてここまで胸の奥まで突き刺さるように響いたことはありませんでした。
この二つの単語は誰もが、特にpeaceなどは、本当によく聞く言葉で、日本でも良くも悪くも氾濫している言葉だと思います。
けれど大使の声で語られる独立と平和、independentとpeace、これらは、
様々な過去が層になって滲み、
様々な状況を目の当たりにしてきた大使にしか出せない音と響きで伝わってきて、
ただそれだけで涙が出そうになるような重さを含んだものでした。
大使は大使になる以前も、エリトリアの平和のために尽力された方で、
今も、そしてこれからも、志は同じく、エリトリアのために働き続けられるとのこと。
エリトリアは、首都アスマラが今年、世界遺産に認定され、その素晴らしさがこれからますます、多くの人に知られることとなるでしょう。
エリトリアがこれからも美しく素敵な国でありますように。
エスティファノス大使が末長く幸せでご健康でありますように。
古希のお祝いにお招きいただいて、とっても素敵な日になりました。
大使、そして大使館の皆様、ありがとうございました。
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得ようとしてもなかなか経験できない、いい経験をしたのですね。本当によかったですね。