気になっていた小説を先日まとめ買いしてきたので
少しずつ読んでいます。
まずは
『かがみの弧城』(ポプラ社)
辻村深月さんの小説。
辻村さんの本は以前『凍りのくじら』を読んでいて、それがすごく面白く、じわじわと魅力を感じられる、読んで良かった〜と思う作品だったので、
他の作品も読みたいなあと思っていたんです。
辻村さんは小説をこれまでにもたくさん出されているのですが、
ちょうど話題の最新刊『かがみの弧城』が本屋さんにあったので読んでみることに。
うん!やっぱり、素敵。
ファンタジーなんですけれど、どこか現実感もしっかりあって、
絶妙な気持ちの揺れ動く感じが、言葉になって表現されているんです。
普段、もどかしくて、うまく伝えられない、そんなもやもやしたところを、辻村さんが言語化してくれています。
今回は学校に行けなくなってしまった子達が主人公。
大人は全然わかってくれない。自分が子供の頃に感じていたことが、本の中にありました。
大人の勝手な判断と、子供である自分の心にある本音との間にある大きなギャップ。
いまこの瞬間に感じたかのようにありありと思いだしました。
先生たちの勝手な思い込み。それを説明して誤解を解こうとすればするほど空回りして、変な方向に行ったり。
この本の中にもあるように、まさに「言葉が通じない」、そんな感じ。
同じ日本語を扱っているのに、そう感じることがあったという子供心。
辻村さんの前回読んだ小説も
最後の最後で
「そこかー!」「そう来たかー!」と成ったんですが、
今回もそのあたりは外さず。唸らされました。
やっぱり辻村さんの本、好き。
他の作品も読みたいと思います。
ということで
読書
2017年の51冊目
8月の9冊目
でした📚
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素敵なお話ですね
自分も読書したいですね