なつかしかわいい『かわいいものの本』

最近、かわいいとはなんぞや
というものが気になっている鈴木麻里です。

どうも。

「かわいい」について書かれている本を読んだりしております。

『かわいいものの本』(角川書店)
銀色夏生さんが書かれた本なのですが、
フルカラーの写真集にコメントが付け加えられた形式です。

「かわいい」を探って行くと
その人の独特の視点を感じることがあるなと思います。

たとえば
この本ではパンジーの写真がたくさん登場します。
花のパンジーです。
花の1つ1つを、おじさんの顔に見立てています。
怒った顔や、しゅんとした顔、ボーっとしていたり、笑っていたり。
パンジーの花の模様は、確かに顔のように見えるなと思ったことはありましたが、
「おじさん」とは考えたことはありませんでした。
確かに、模様の濃い色の下の部分が髭のように見えますね。

落ち葉に顔を落書きしている写真もありました。
なんだか懐かしいな。
こういうの、幼稚園でやったよなあ。

ブリキの貯金箱は、もちろんデザインもカワイイのですが、
ただお金を入れて貯金するというだけではなく、
赤いお皿の部分にお金を乗せてから、
ポッチを押すと貯金できるという仕組み。
仕掛けがあるところが、かわいいと感じさせるポイントだと思います。

冬の情景では
たくさんの雪だるまの写真がありました。
雪だるまって絵に書くと綺麗な大小サイズの異なる丸を書いて、
そこに顔や手などをつけて行きますよね。
でも実際に雪で作った雪だるまって、
すっごくボコボコなんです。
なるべく丸く作ろうと努力するんですが、手の跡がついたり、
転がしている間に扁平したり。
そのデコボコ感がカワイイ。自分で雪だるまを作った時には気がつかなかった感覚です。

小学校の頃集めていた
小さくてカラフルな消しゴムや、練り消し。
使うのはもったいないし、使っても全くもって綺麗に消えないのですが、
なぜかいっぱい集めていたんだよなあ。

小さい頃って、よく考えると無意味で無目的なように思えることに
とっても夢中になっていたよなと思います。

銀色夏生さんが集めた、かわいいものを見ていて、
私は懐かしいものと言い換えられる気がしてきました。
それは著者にとってではなく、
読み手の私にとってですが。

懐かしさと、かわいらしさは
近くに存在する場合が多いのかもしれません。
必ずしも同じではないのでしょうけれどね。

小さい頃の思い出と強く繋がっている物、というのも
理由かもしれませんね。



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