「タイ〜仏の国の輝き〜」展@東京国立博物館

Kyoさん
コメントありがとうございます😊
ゆうらり☺💕マイペースです✨
新しいコップ、早速活躍しています!







さてさて










先日、一般公開に先立ち行われた


日タイ修好130周年記念特別展
「タイ〜仏の国の輝き〜」展
報道内覧会に行かせていただきました。


素晴らしかった!
そして
ギャラリートークがとても良かった!

夏休み期間をまたいで公開される展示の一つの
今回のタイ展ですが
どこに行こうかなー、タイの仏像?歴史?なんか難しそうだし楽しめるのか不安・・・という方にも
オススメの展示でした!



ので

ちょっと詳しく書いて行こうと思います。


まず、
今回の展示
キュレーションが素晴らしい。

漠然と、タイって言っても

タイ料理とか
象とか
遺跡とか
暑いとか
海とか
賑やかなバンコクとか

そんなザックリとしたイメージしか出てこない人もいるのではないでしょうか。

今回の展示をみると、
タイのすごく長い歴史を経ての今、
そして、数々の仏像、遺跡へのイメージが変わるのではないかと思います。

夏休みにタイ旅行を計画されている方も
予習にぴったり🇹🇭


今回展示室内では

各章ごとに
時代を追って展示が続きます。

第1章 タイ前夜 古代の仏教世界
第2章 スコータイ 幸福の生まれ出づる国
第3章 アユタヤー 輝ける交易の都
第4章 シャム 日本人の見た南方の夢
第5章 ラタナコーシン インドラ神の宝蔵

という組み立て。

そして
展示室の壁が
章ごとに、つまり時代ごとに色分けされていて、
これがすごく効果的で観やすい。

さらに展示室の話で補足すると
展示物への照明の当て方が綺麗!

いろんな立体の展示、ガラスケースに入れられた展示を見て来ましたが
今回はその中でも特に、
ストレスなく、しかも美しさを引き立たせる展示で
「照明、いいなあ」「見せ方、うまいなあ」と思わせられた展示でした。


さて
第1章ではタイ民族以前のタイを紹介ということで「タイ前夜」とタイトルがつけられていました。
今のタイ王国は13世紀以降のスコータイがベースとなっているのだそうです。
スコータイからの話は今回の展示では第2章からですね。


今回は報道内覧会ということで
前半の第一展示室では
東京国立博物館 学芸企画部主任研究員の猪熊兼樹さんの解説を聞きながら
後半の第二展示室では
東京国立博物館 学芸研究部主任研究員の末兼俊彦さんの解説を聞きながら
展示を見ていきました。
贅沢💕


仏像のお顔立ちや
体の造形など
時代によって変わっていく様子からも
隣接する文化からの影響などがわかり、
しかも一つ一つが美しいものばかり。


これだけ状態がよいものが
しかも時代ごとにしっかりとまとめられた状態で
観られる機会はなかなか無いのではないでしょうか。


展示物の中には今のタイの王室にとってもとても重要なもので、今後日本で展示するために借りられるとこは無いかも、というものもあるのだそうです。



どれも魅力的なものばかりでしたが


今回は報道内覧会ということで
特別な許可をいただいて写真も撮影しましたので
いくつか、展示室のイメージがわかるもので
載せたいと思います。
(一般来場の場合は撮影は出来ませんのでお気をつけ下さい。後ほど紹介します、記念撮影ができる展示品と場所が1箇所だけあります!)







これは







《ナーガ上の仏陀坐像》



スラートターニー県チャイヤー郡
ワット・ウィアン伝来のもので
今はバンコク国立博物館が所蔵している
シュリーヴィジャヤ様式のものです。
12世紀末から13世紀に作られた像です。

画像右側はこの像を真後ろから見た様子。




「シュリーヴィジャヤ」なんて高校の世界史の授業以来でなんだか懐かしい響きです。


写真が少し暗いのですが
左側の写真で、奥の方でマイクを持っているのが猪熊さん。丁寧にわかりやすく解説してくださっています。

ナーガという蛇の神様がトグロを巻いている上に仏陀が座っています。
360度ぐるりと像の周りをまわってじっくりと観ることができます。
後ろからや横からの姿も美しいです。
仏陀が悟りを開いた後、嵐が来た時に
7つの頭を持つナーガが現れ、
仏陀の頭の上に傘のように覆いかぶさり、仏陀を嵐から守ったという話に基づいた像。
日本ではナーガの上に仏陀というのはあまり見かけない形ですが、東南アジアでは好まれたスタイルなのだとか。
存在感たっぷり。
会場に入って最初にあるのがこの像なのですが、
展示を一周巡り終わってから、やっぱりもう一度観たい!と、また戻って、この像をじっくりと観てしまいました。













こちらは






《法輪》と《法輪柱》
スパンブリー県ウートーン遺跡第11号車仏塔跡から出土したもので
ドヴァーラヴァティー時代、7世紀のもの。
現在はウートーン国立博物館に所属されています。


画面の中の右にあるのが《法輪》
左の奥に縦長になっているのが《法輪柱》です。
ちょうど《法輪》と《法輪柱》の間で猪熊さんが解説してくださっています。


ドバドバティーという国のもので
この国は法輪をたくさん作った国だったそうです。

法輪は、仏像ではなく車輪の姿で表現されたもの。
コロコロと転がるように、釈迦の教えが広くずっとずっと広まり続けますように、ということで車輪の形なのだとか。


《法輪》と後ろにある柱、《法輪柱》がセットで
柱の上に車輪が載るようにして設置されていたとのことでした。

かなり大きいですよね
実際、柱と組み合わされて置かれていたら
結構迫力がありそうです。







今回、360度ぐるりと観られる展示が多く、いろいろな角度から楽しめます。



《仏陀遊行像》もその一つ。





スコータイ県シーサッチャナーライ郡ワット・サワンカラーム伝来のもので、
スコータイ時代、14世紀〜15世紀のものです。
現在はバンコク国立博物館に所蔵されています。


写真の左側が
内覧会にいらしていた皆様が
後ろからの様子をじっくり観ているところ。

写真の右側は、わたしが後ろに回り込んでのものです。




仏陀が歩いている像というのは
とてもタイらしいものだとか。
私は今回初めてみたかも。

前から、横から、後ろからと観ていくと
滑らかで、柔らかな表現、
しなやかに歩く姿は
なんとも言えない神々しさです。
まるで重力を感じさせない、雲の上でも水面でも歩いて行けそうな雰囲気でした。
他の像もそうなのですが
お顔の表情にも注目。
観ているだけで、優しいきもちにさせられます。














まだまだ面白く、美しいものがたくさんあったのですが長くなってきたのでそろそろラスト


今回のわたしのベストワンは
《金象》



ガラスケースに入っていて
ぐるりと周りをまわりながら観られます。
写真の左側が後ろからの様子です。

アユタヤー県ワット・ラーチャブーラナ遺跡仏塔地下から出土した、アユタヤ時代、15世紀初め頃のものです。
現在はチャオサームプラヤー国立博物館に所蔵されています。

この展示を解説して下さったのは
東京国立博物館 学芸研究部主任研究員の末兼俊彦さん。
実は末兼さんは実際にこの像を借りる時に
運搬の際に必要な立ち合いもしてきたそうなのですが
なんとこの象の頭が、取れるんだそうです。
そして耳が細いパーツで繋がっていて
体の部分を動かすと、頭が揺れて、耳がパタパタと動く仕掛けになっていたのだとか!

運搬において、キュレーター泣かせだったようです。
うーん、それは確かに!
でもお耳パタパタしてるの、見たーい!!

展示物は動きませんが
ぜひみなさん、この《金象》が
お耳パタパタしてる様子を想像しながらみてください。
たまらーん。かわいい。妄想してるだけですがカワイイ。



他にもタイの金の小さなものたちが
たくさん並んでいて、その美しさは必見。
繊細な表現が素晴らしいです。
そして全部金なのにビガビガしたようなエゲツナイ感じがしない!
とってもエレガントなんです。
金でこんなに上品な表現ができるのかと、うっとりしてしまいました。










今回丁寧な解説をしてくださった猪熊さん、
楽しく面白く話を進めてくださった末兼さん、
お二方の話をもっともっとたくさん聞きたーい!とも思うほど
わかりやすく楽しい時間でもありました。
今後、講演会のような形で展示の話をするタイミングもあるようなので、チャンスがある方はぜひ!公式サイトでチェックしてみてください。






盛りだくさんになってしまいましたが

最後に

おまけ


タイの人たちが今もとても大切にしている
誕生日仏
のコーナーも楽しいですよ。


タイでは何曜日に生まれたかによって
守護の仏様が決まるのだとか。
生年月日を入力して自分が何曜日に生まれたか検索する端末もありました。


ちなみにわたしは


月曜でしたので


この方でした。










ラッキーカラーとかもあるんだね。



あ、今回覚えた
「ラッサミー」が乗ってる。
頭の上にあるツンとしたやつ。
炎の形をしていて、光の玉を表現したものだそうです。


帰宅してからタイに住んでいたことがある主人に聞いてみたら、すごく日常的に生まれた曜日とその守護の仏様とかは大切にされていて
国王が何曜日生まれかによって、大切な色も変わったりするという話をしてくれました。




あ、それから(最後じゃないのかーっ!)

《ラーマ2世王作の大扉》

バンコク都ワット・スタット仏堂伝来で
ラタナコーシン時代、19世紀に作られ
現在はバンコク国立博物館が所蔵しているものですが、

こちらのみ、今回、一般来場の方も記念にお手持ちのカメラで撮影することが可能だそうです。

ラーマ2世王が自ら彫って作った、気の遠くなるほど細かい表現が巨大な扉に施されたすごいものです。
タイの人たちなら誰でも知っているというくらい有名なもので、こちらもなかなか国外で展示されることはないとか。
ラーマ2世王はどうやってこれを彫ったか、真似されないように、道具を川に全て捨てたという逸話も残っているそうです。
ぜひ会場でじっくりとご覧ください。








とまあ




そんなこんなで

書ききれないほど
見所満載の展示でしたよ


もちろん音声ガイドも聞いてきたのですが
タイ仏像大使の
みうらじゅんさんと
いとうせいこうさんが
実際にタイに行ってみてきた話が
すごく良かったです!!
生の感想を聞きやすいお声で楽しくお話ししてくれます。オススメ!



お土産はタイカレーのレトルト。
展覧会オリジナルグッズです。
パッケージ開けちゃうのがもったいないけど、後で美味しく食べようと思います。
暑い夏にぴったりだね!






そんな感じで
楽しすぎて長くなってしまいました!


アート鑑賞
2017年の42件目
7月の1件目でした。




東京国立博物館のタイ展ページはこちら

http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1848



東京国立博物館
http://www.tnm.jp/



タイ展公式ページ
http://www.nikkei-events.jp/art/thailand/





#タイ
#タイ展
#東京国立博物館
#上野
#東京国立博物館平成館
#平成館
#仏の国の輝き
#金象
#美術館
#美術
#仏教美術
#博物館











コメント

タイと言えば、今日、スーパーの魚売り場で見た、マダイがおいしそうだった、、、というのはどうでも良い話で(^0^)、幾年もの年を経た仏像等は、宗教以前に、美術品としても素晴らしいと思います。人の心が体現されているものとして。。。

ま-みる 2017年07月09日

とても参考になりました
ありがとうございました

Kyo 2017年07月09日

不適切なコメントを通報する

最新ブログ

新着 ぼだっこ?!
新着 📙『江の島ねこもり食堂』🐾🐱
新着 8月なのに涼し過ぎるぞ
新着 ローリエ