「遥かなるルネサンス天正遣欧少年使節がたどったイタリア」展@神戸市立博物館

神戸市立博物館で
現在開催中の

「遥かなるルネサンス 天正遣欧少年使節がたどったイタリア」展

行ってきました。






前回もちらっと書きましたが
この展示で
音声ガイドを担当させていただいています。





わあ!名前入れていただいてます😭
嬉しい😭😭😭


たくさんの方に
音声ガイド、
聴いていただけたらなと思います☺💕







さて
いつも通りに展覧会の感想を書いていきますね。






神戸市立博物館は
さすが神戸!という歴史ある建物がたくさん残る場所。
街並みも美しく、優雅な気持ちになるステキな場所でした。
そんな神戸にぴったりの今回の展示。
















やはり目玉は
展覧会の告知リーフレットなどでも使われている2枚の肖像画

《ビア・デ・メディチの肖像》

そして

《伊藤マンショの肖像》


この二つは本当に
存在感があり、美しい作品でした。







↑ここは会場内にある撮影可能スポット😊✨






ちなみに今回の展示では東京の別の展示で今年の春に観たばかりの《レダと白鳥》も展示されていて
貴重な作品を一年に2度も、しかも他の場所で観られるだなんて、ラッキーだなあと、ひとりホクホク。



全体を通して

だいたいいつもは
絵画作品のほうにお気に入りのものが集中しがちな私なのですが
今回は平面絵画ではなく、立体、
例えばブロンズ像やお皿、器、天板などに
心をひかれる作品が多かった気がします。

それだけ、この時期のイタリアの工芸が
素晴らしい芸術品として栄えていた、ということなのでしょう。




ということで


お気に入り作品を発表します。




まずは
フィレンツェ、トスカーナ大公の工房で作られた
《小鳥、花瓶、戦利品を表したテーブル天板》


とにかく細かい象嵌細工が美しい。
壁に飾っておいてもすごいものなのに、
まさかの、これがテーブルの天板。
つまり机としてつかっちゃう、物を上にのせちゃう?!
言われなければ、これが天板だとは気が付かないかもしれないと思うような美しさです。
年月を経た今でも、つい先日完成したかのような鮮やかさで、細かいところまでじっくりと見入ってしまいます。
さすがメディチ家。
キラキラとしたツヤ感、輝きは、やはり実物を目の前にしないとわからないもの。記録の図像資料だけでは感じられない素晴らしさがあります。







つぎは

バルトロメオ・アンマナーティの
《メディチの精霊》

ブロンズ像なのですが
今回、空間の中央に位置するようにして展示されていたので、自由に像の周りをぐるりと回りながら、360度堪能することができました。
少年が山羊を抱えている像なのですが、ぜひ、会場に行かれた方はしっかりと、ぐるりと回って観察してみてください。
ヒントは山羊の尻尾のあたりに注目です。
ギリシア神話に出てくるある生き物をも想像させるような、とても特徴的な形になっていて驚きました。
どうなっているかは、観てのお楽しみ、ということで。



最後は

うーん

迷いましたが


アーニョロ・ディ・コジモ・トーリ、通称ブロンズィーノの
《ビア・ディ・メディチの肖像》


かな!

幼くして亡くなってしまった彼女。
上品で、気品があり、幼い可愛らしさもある、
子供ながらに女性としての魅力を全て持って輝いているかのような美しさを放つ肖像画です。

展覧会のポスターなどで観たことがある方も、
やっぱり
実物の美しさは圧倒的なものがありますので
ぜひ会場でじっくりご覧ください。

背景の品のいい青、
肌のふっくらとしたツヤ感、
しっとりとした瞳、

素晴らしいです。






ということで
他にもあれもこれもと素晴らしいものが盛りだくさんでしたが
3つに絞って今回もご紹介しました。



展覧会は7月半ばまで神戸市立博物館で開催。
お近くの方はぜひ!


http://www.city.kobe.lg.jp/museum/







ということで
アート鑑賞
2017年の40件目
5月の5件目
でした😍💕


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