「燕子花図と夏秋渓流図」展@根津美術館

takaさん
コメントありがとうございます😊
そうなんですよ、わたしも舞茸を茹でてっていうのは初めてやったんですが、冷蔵庫にあるものでと考えた結果こうなりました。やってみたら意外と良い感じでした😍





さてさて









根津美術館で開催中の

「燕子花図と夏秋渓流図」展

行ってきました。

根津美術館はそのコレクションの素晴らしさはもちろんのこと、
それと同時に建物、庭園の美しさも
とても素敵で、四季折々に楽しめる、
大好きな美術館のひとつです。


今回の特別展の目玉は何と言っても
タイトルにあるように

尾形光琳の国宝《燕子花図屏風》と
鈴木其一の《夏秋渓流図屏風》


尾形光琳の《燕子花図屏風》は以前も観たことがあって、その時はぽってりと絵の具を厚く置くように描かれたカキツバタが、不思議な魅力を放っていることに目を奪われていたのですが

今回は同じ展示室に尾形光琳の屏風絵が3点同時に飾られる形となっており、見比べることができ、
尾形光琳の作品に共通して、それぞれ、
左斜め上から右斜め下へ向かって、
そこから画面の奥、手前へと
うねるような、巻き込まれるようなエネルギーを感じました。

尾形光琳は脳にも造詣が深く、
お父様の遺産の中には能道具一式も含まれていたとか。
この絵の中にある、大きなうねりは、
能、舞、などに通じるところがあるのかもしれないなあと思いながら見比べてしまいました。




さて
少し長くなりましたが

今回のお気に入り作品を発表したいと思います。


今回は
ここまで散々尾形光琳の話をしておいてなんですが、

なんといっても

《夏秋渓流図屏風》
鈴木其一の六曲一双の屏風絵で江戸時代、19世紀の作品。

べったりと、平面的に
そしてグラフィックのように描かれた
奇妙な、でも強い力を感じる作品です。
よく見ると、笹の葉などはかなりデフォルメされて単なる楕円にベタ塗りしているようなのに、檜の木の葉は、絵の具の盛り上がりによって、細かい葉の様子が描きこまれています。
画面全体に渡る緑色も、少しずつ色が変わっていて、
いつのまにか季節が移り変わっていく様子が感じられます。

思い切りの良いパワーに圧倒されながらも
ずっと眺めていたくなる作品でした。

なんとこの作品、国宝でも重要文化財でも重要美術品でもないんです。もちろんこれらに指定されている作品は素晴らしいものばかりですが、指定されていなくても、隣にある国宝に引けを取らないほど魅力的なものが、まだまだあるんだろうなあ、なんてことも思ったりしていました。




つぎは
《三夕図》
春樹南溟の掛け軸で三幅対、つまり3枚で1セットの作品。江戸時代、19世紀に描かれました。

三夕は秋の夕暮れについて詠った有名な和歌。
3人の和歌、それぞれの句に対して描かれたものです。

右幅は
藤原定家の「見渡せば花も紅葉もなかりけり浦の苫屋の秋の夕暮れ」

中幅は
寂蓮の「寂しさはその色としもなかりけり槇立つ山の秋の夕暮れ」

左幅は西行の「心泣き、身にもあはれは知られけり鴫立つ沢の秋の夕暮れ」

この《三夕図》は決して派手な作品ではないのですが、夏も終わり、風も心地よくひんやりとしてきた夕暮れ時に、ふっと切ないような寂しさを感じる一瞬の時間が描きこまれていて、しみじみと眺めたくなる作品でした。




最後は
《梅下寿老人図》
渡辺始興の掛け軸で江戸時代、18世紀の作品です。

墨の筆で軽やかに描かれていて
小さな梅の花もとてもエレガント。
最初に見た時には素通りしてしまいそうでしたが、
見れば見るほど、一息の筆の中にも繊細さがあり、そのバランスが絶妙だなあと、じわじわ来た作品でした。





ということで今回も3つに絞りましたが
他にもたくさんの素晴らしい作品が並び、挙げきれません。

根津美術館のすごいところは
これがほぼ根津美術館のコレクションで成立させられている展示だということ。
驚きです。


さらに根津美術館といえば、庭園。
今は、カキツバタが満開でした!
















展示室にもカキツバタを描いた作品が《燕子花図屏風》以外にもいくつかありましたし、
本物の花と本物の美術品で
カキツバタに浸れる貴重な機会かなと思います。


最後におまけ

根津美術館のチケットは







こんな形で可愛い💕


このチケットのデザインの元となった作品も今回展示室にありました。ぜひ探してみてください😊





鈴木其一に関する本も少しずつ読んでいるところ。







なんと著者は
いま静嘉堂文庫美術館の「挿絵本の楽しみ 響きあう文字と絵の世界」展で音声ガイドをご一緒させていただいた河野先生です。

わかりやすくて面白い。
ちなみに根津美術館のミュージアムショップで
さらに面白そうな河野先生の本を見つけたのですが
重そうだったので、オーディションに行く前に立ち寄った今回は購入を断念。近々読みたいと思うので、読んだらそちらも読書の話のほうで改めて書きたいと思います。






そんなこんなで

アート鑑賞
2017年の37件目
5月の2件目

でした。

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