エリオット・アーウィット写真展

エリオット・アーウィットの写真展に行ってきました。
展示数は約30点。モノクロにもかかわらず、精彩に溢れあたたかみのある写真ばかり。ユーモアに富んでいて子供や犬を対象とした写真からはエリオット・アーウィットの優しい人柄が滲みでているよう。人間愛にみちた素晴らしい作品ばかりでした。プラチナプリント展にもあった有名作品も、ここでは当時の銀塩プリントで展示してありました。
プラチナプリント展でみたものと同作品にもかかわらず黒の色味に違いを感じたので、ギャラリーさんにお話しを伺うと、丁寧に色々と教えてくださいました。
とくに1980年代の銀が豊富だった時代のプリントは黒がはっきりと出ているそうで、時代による特色と技法による違いを純粋に楽しめました。
昔ながらの技法を用いた銀塩プリントは、細やかな手作業によって引き出された濃淡が絶妙にきれい。深みがあり奥行きも光もすべてを包括している。そこにいる被写体の人間味、さらには写真家の性格、思考までも一枚の写真から伝わるから不思議。

ここのギャラリーでは、エリオット・アーウィットの写真展が日本で開催されていたときに展示された作品を見ることができます。日本マグナムが所有する作品なので、数に限りがあり、売れればまたエリオット自身から取り寄せなければならないとの事で、一点、一点が貴重な作品です。
見るたびに心が陽だまりに触れたように温かくなっていく。ストリートだけれども、ヒューマニティーに溢れた作風がとても好きです。写真愛、人間愛を感じずにはいられない、普遍的な価値のある写真。言わずもがな、いい写真展でした。


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コメント

セピアカラーとは 一味違って 想像力の世界だね

なみへいオヤジ 2017年04月07日

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