「ピカソとシャガール」@ポーラ美術館

大好きな美術館のひとつ

箱根のポーラ美術館に行ってきました。


ここは周りにも緑豊かな散策路が広がり、
館内でお食事もでき、スイーツ、お茶も楽しめて
丸一日居たいなあと思えるような素敵な場所です。

コレクションも素晴らしいラインナップ。
これだけの名品がポーラ美術館に所蔵されているのかと、いつも驚かされます。


さて


今回は特別展


「ピカソとシャガール」展に行ってきました。



http://www.polamuseum.or.jp/

ピカソも
シャガールも
どちらも大好き❤

さらに今回は
ピカソのゲルニカのタピスリが
群馬から貸し出しされてポーラ美術館に来ているとのことで
絶対に観にいかなくちゃ！と思っていたのです。


ゲルニカについては最近、原田マハさんの小説でも読んでいたので
ますます、観たいなあと。
タイムリーでした。

原田マハさんの本の話はこちら
↓
『暗幕のゲルニカ』
https://beamie.jp/?m=user&a=blog&k=detail&target_c_diary_...





さてさて
今回の展示
ピカソとシャガールの作品を
同じ時代ブロックで分けて、章立てをし、
展示をしているのですが

時代時代でのそれぞれの特徴、こだわりも見えて来て、
とても素敵な展示になっています。


シャガールのリトグラフ、家に飾りたいなあ😂


いろいろ素晴らしい作品が
たくさんあったのですが


《ゲルニカ(タピスリ)》


を観てしまったら

なんか

全部ぶっ飛んで
心の中が《ゲルニカ》一色になっちゃいました。


これまでも
一つの作品に心を鷲掴みにされたことはありましたが

ここまですごいのは初めてかもしれません。


タピスリの前から動くことができず
喉の奥が絞り上げられ、
涙が止まりませんでした。


それは単にこの作品の主題が
戦争の悲惨さだから、という理由だけではない気がします。


実物を目の前にした時の圧倒的なパワー、
ひとつひとつのモティーフが一気に迫り来る感じ、
描かれた多数の眼差し、
突き刺すような切実な想い、

そういうものが
作品の前にいる人間を金縛りにしてしまうかのようです。



《ゲルニカ(タピスリ)》は展示替えがあり
５月の頭までの公開のようですので
この作品がお目当の方はお早めに。
公開期間をウェブなどで確認されることをお勧めします。



《ゲルニカ》は
歴史や美術の教科書にも登場するほど有名な作品で、ネット上や教科書の図版などで観たことがある人も多いと思います。
原田マハさんの前述の小説の表紙にもデザインされています。

私もそういう複製写真媒体では何度もみてきた作品だったので
知ったつもりになっていたのですが
今回、観に行って
本当によかった。

図版と実物が違うなあというのは
よくある話で、当たり前のようなことなのですが
これは本当に本当に、全く違う。


極めて個人的な感想ではありますが
観ただけで
人の心を掴んで、ボロ泣きさせるアートは
なかなか、無いと思うんです。


出会えてよかった作品。



いつか
タピスリではない
ペイントの方の《ゲルニカ》も
スペインに観にいきたいです。





ということで
すっかり素直に《ゲルニカ》の話だけで終わりましたが

音声ガイドは斉藤茂一さんの良い声で癒されましたし、
コレクション展もレオナールフジタの、まだ観たことがなかった作品も観ることができて

あれもこれもと
大満足な展示でした。



これからいろんな
お得なキャンペーンなどもあるようなので
ぜひ！
ちなみに箱根の桜はまだでしたよー

なにしろ







これ！

雪が！！


久々に雪を踏みしめて
北国っこの血が騒ぎました。
なつかし〜😆


そんなこんなで

アート鑑賞
2017年の24件目
４月の1件目でした。



４月はいろいろ
観たい展示が続々と始まってる！
行かなくちゃ！




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