📚『太陽の塔』📖

森見登美彦さんのデビュー小説
『太陽の塔』(新潮社)


森見登美彦さんの作品はこれまでも
『有頂天家族』をはじめ
いろいろと読んで
その独特の世界観、京都の雰囲気を絵巻物のように鮮やかに描いていく感じがとても好きで
いつも引き込まれるなあと思っていましたが

このデビュー作も
楽しかった!
デビューの頃から、今に受け継がれる作風が
すでにしっかりとあって
森見ワールドが炸裂しています。


この本は森見登美彦さんが京大生だった時に書かれたようで、
登場する主人公もおなじく京大生。

あまりにも鮮明な描写で
あれ?これってエッセイとか日記とかだったっけ?
と途中思ってしまうほど。


タイトルにもある
かの有名な岡本太郎の作品
「太陽の塔」が
物語の中でも出てくるわけですが

実はわたくし、太陽の塔は
まだ実物を見たことがないのです。

大阪府吹田市千里万博公園1の1
に1970年の日本万国博覧会の時から鎮座している、太陽の塔。


岡本太郎といえば太陽の塔
というくらい、世界的にもメジャーな作品であり、建造物なわけですが
写真やレプリカでしか見たことがない私。

それを知った主人の驚愕たるや
(彼は大阪の人)

🤦🏻‍♂️「みたことないの?!」🙅🏻‍♂️

そのあと、太陽の塔に関する話が
家の中で続いたのは言うまでもありませんが
結論として💁🏻‍♂️「あれは絶対見た方がいい」ということに。


大阪で生まれ育った人たちにとって
どうやら「太陽の塔」というのは

「そこにある」


という絶対的存在らしく


🤷🏻‍♀️またまたそんなオーバーな...

と思っていたのですが
森見登美彦さんの文章にも
まさかの主人の主張とほぼ同じ趣旨が
熱く展開されており

なんと、、、
どうやら、これは、間違いなさそうだと。



まとめるに

あれは

怖くて
トラウマになるぐらいのもの

らしいのです。



まじで。




太陽の塔を
見たことがある人と
見たことがない人には
圧倒的な差があるようで。



そうか。


アート好きとしても
ここはひとつ
見ておかねばなるまい。




というわけで
お義父さんのとこに行く時か
大阪出張の時にでも
ついでに寄りたいと思います。




にしても
ひとつの建造物で
ここまで、怖いとかトラウマとか、絶対的な存在とか、
言わしめるものを1970年に作っちゃった
岡本太郎は
やはり只者ではないですね。


調べたら2018年3月以降
内部を一般公開する予定があるようなので
それもまた楽しみ。
検索すると写真資料で内部の様子が出てきますが
なんか、写真だけで見ていても
凄まじそうな、、、。




ということで
すっかり岡本太郎のパワーに圧倒され
森見登美彦さんの本の話だったのにそっちに引っ張られてしまいましたが(さすが岡本太郎、只者ではない)


森見登美彦さんの最新作は
今回の本屋大賞ノミネート作品にも入っているし
ちょっとまた続けて読みたい熱が高まってきました。


森見さんの素敵な空気に浸り続けたいわあ
そしてそのまま京都をぷらぷらしたいわあ












そんなわけで

📚2017年の15冊目
2月の1冊目📖でした🤗✨



#読書
#太陽の塔
#森見登美彦
#新潮社
#岡本太郎
#大阪

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