福岡の糸島のあたりが舞台の小説
『いとの森の家』(ポプラ社)
東直子さんの小説です。
登場するのは
田舎の山奥に家を建てて住むことになった一家。
小学生の娘2人とさらに下の妹、父と母の5人家族。
そして
近くに住む、おハルさんと呼ばれる
アメリカ帰りのおばあさんがいるのですが
このおハルさんの存在感が物語全体の空気感を作っている感じ。
おハルさんは
穏やかで、優しく、いつも笑顔で
静かなおばあさん。
けれどおハルさんにもたくさんの
辛いこと、苦しかった過去があることを
娘たちは少しずつ、なんとなくではありながらも感じて行きます。
ふと、全く別の小説『西の魔女が死んだ』を思い出しました。
穏やかで静かで
ふんわりした空気というのは
実はそれらとは正反対の過去が積み重なって、熟成したり発酵したりして、その後で出て来るものなのかもしれないですね。
ということで
2017年の12冊目📚
1月の12冊目でした📖🤗
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