エマニュエル・ムホー《数字の森》@国立新美術館10周年

国立新美術館の開館10周年記念ウィーク

http://www.nact.jp/10th_anniversary/


行ってきました。

1月20日から30日までの
わずか10日間だけという
短い展示。

間に合って良かった😊


この10周年記念の展示は
開館からこれまでの展覧会を
展覧会告知ポスターを中心に、振り返っていくもの。

そして、

エマニュエル・ムホー

石田尚志

によるそれぞれのインスタレーション作品が展示され、

無料で観られるのです。


なんたる太っ腹な企画。



しかもお客さんのカメラでの作品撮影OK。


今回の展示を私が知ったのも、
いろんな人がSNSなどで展示の様子をシェアしていたことがきっかけでした。




ということで


まずは
エマニュエル・ムホーさんのインスタレーション
《数字の森》


とにかく、美しい。

展示室に入ってきた人たちの
第一声、「わあ!」とか「綺麗だねー」とか
そんな声が多く聞こえてきました。


展示室は中央に《数字の森》
壁にはポスターを中心として国立新美術館のこれまでの企画展を振り返る展示や、
今回のインスタレーションができるまでを紹介した動画などがあります。


エマニュエル・ムホーさんの作品は今回初めて観たのですが
日本に来た時に感じた色の美しさから、
作品へと発展させて行った作家さんだとか。

《数字の森》は
色と、紙で作られた数字の洪水。

立ち位置によって、いろんな色の重なり合い、数字の間から漏れる光などを楽しみながら
独特の空気感に包まれます。





























ずっと見ていたら
ふと

あれ?

0から9までの数字がランダムに吊り下げられていると思い込んでいたけれど
なんか、黄色には3がない、
あれ?4もない?!
ん?でも青には4がある!

と気が付き始めました。


なんだろう。なぜだなぜだと
しばらく見ていたら

壁に2007から2026までの数字がとても控え目に書かれていて、
その数字と、《数字の森》の中にある数字がリンクしていることに気がつきました!


2007と書かれている壁の近くにある数字は2と0と7から構成され、

2014と書かれている壁の近くでは2と0と1と4から構成。

会場に入って右側が
2007年から2016年まで。

左側が2017年から2026年まで。

2007年は国立新美術館が開館した年です。

つまり
右側は過去、
左側は今と未来

そして《数字の森》の中央には頭上を数字が覆うようにして、中が空洞化され
作品の中を歩くことができるようになっています。







この作品の中の道を歩くと
片方に過去、もう片方に今と未来をみながら
真ん中を進んで行くことができるのです。


《数字の森》


溢れる色の美しさのみならず。

じわじわと来る感じ。


過去と未来に囲まれた道には
ベンチもいくつかあり、
そこに座ってぐるりと作品に囲まれていると
どこか、日常では絶対に入り込めない時空のコントロールセンターのような、不思議な空間に迷い込んだような感覚になってきました。








エマニュエル・ムホーさんの作品

他にもたくさん観たくなりました。



10周年記念の今回の展示、
期間はとても短いですが
無料で楽しめます。
お近くの方はぜひ😘




そんなわけで
2017年の3件目
1月の3件目のアート観賞は
エマニュエル・ムホーさんの作品でした。
石田尚志さんの作品については
次回に分けて書きます🤗





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