1こ前の記事の場所とは違うのですが
先にこちらを、、、
先日
六本木のミッドタウンにある
21_21 DESIGN SIGHT で開催中の
「デザインの解剖展」
行ってきました。
21_21 DESIGN SIGHT自体が初めてで
前から行きたいと思いながらなかなかタイミングが合わず、やっと行くことが出来ました。
ISSEY MIYAKEの個展を国立新美術館で見たときに
三宅一生さんに関する本を読んでいて
その中にこの21_21 DESIGN SIGHTができるまでのことが触れられていて、気になっていた場所だったんです。
今回は
デザインを解剖するというもの。
ディレクションは
有名デザイナーの佐藤卓さんです。
日本で暮らす誰もが一度は接したことがあるのではないかという、メジャー商品を
次々に「解剖」していきます。
最初は、
なにもそこまで「解剖」、つまり分解してひとつひとつの要素、パーツごとに解析しなくても、
と思いながら見て行くのですが、
だんだんと展示を見て、解説を読んで行くうちに
「これらの要素全てが商品なんだ」
と、はっとさせられます。
食品のパッケージは、
中に入っている商品を細かく知ることで生まれてくるデザインがあって、
工場の人たちを知っているからこそ大切にしたい部分が出てきたり、
中身が少し変わったり時代が変わったりしたら、その都度、今もこれでいいのかと問われ続ける。
細部にわたるまで、その商品の魅力を余すところなく伝えようと、
色、形、触感などが全精力をあげて叫んでいるんです。
消費者がパッケージを目にするのは一瞬だし
手に触れている時間も、中身のほうが圧倒的に長く、外側は記憶の片隅に追いやられているかもしれません。
けれど、
ほんの少し、デザインが違っただけでも
消費者に働きかける何かが大きく違ってくることでしょう。
その働きかけが潜在意識、無意識のレベルほどの違いであればあるほど、積み重ねられた最終結果は大きく違ってしまうのではないでしょうか。
じわじわと的確に
攻め続けるデザイン。
服のデザインの現場にモデルで行かせていただくことも多いのですが、
ほんの数ミリのズレが、かっこよさと、ダサさの境目だったりするのを体感していて
本当にいつも、細部と全体のバランスの重要性について考えさせられてきましたが、
今回の展示はまさに、そんな感じ。
展示は一部を除いて写真、動画の撮影がOKなので
みなさんたくさん記念撮影もしていました。
大きなお菓子は人気記念撮影スポット。
わたしは1人で観に行ったので
静々と回りましたが
お友達同士で行って記念撮影するのも楽しそうな展示でした。
大人ばっかりだったけど
みんな夢中になっていた
牛乳パックをかたどった積み木
デザインを解剖してみると
そっかあー!なるほど。
という点がいっぱい。
これだけみてても楽しい。
ついでに
リカちゃん人形の頭部
アゴちっさっっっ。
ということで
まだまだ載せきれないほどの
面白いポイントが盛りだくさんです。
個人的に
作品として欲しい!好き!と思ったのは
荒牧悠さんの《工場設備の動き》
動画でのせたものです。
繊細さがたまらん!他の作品も見てみたくなりました。
今年初のアート観賞でした(#^.^#)
面白そうですね。私も機会があれば、ぜひ行きたいです。。。