『にょっ記』

ネットにある読書の感想をまとめた記事や
読書用のアプリなども
いろいろと使ってみているのですが
その中で話題になっていて気になった本


『にょっ記』(文藝春秋)
穂村弘さんの日記形式の短編集で
フジモトマサルさんのイラストが添えられています。

最初はなんだか違和感があったり
これって本当に面白いのか?と不安になったりしながら、

読み進めるうちに、穂村さんのワールドにじわじわやられて行く感じ。

最終的には
登場人物?のひとりである「天使」がリアルに感じられるようになってきて、気になって仕方がないんです。

ほんもの?
擬人?
だれかのことをそう読んでるだけ?
いやいや、穂村さんには我々凡人には見えない天使がちゃんと見えてるのかも...

そんな妄想が頭の中をぐるぐるします。


個人的には
7月5日の「昼寝」の日記と、
10月9日の「スリープモード」の日記が、
わかるわかる〜!!
となってツボでした。


昼寝が、というより
風邪をひいて学校を休んだ小学校とか中学校の頃を思い出しちゃって。
昼間、風邪をはやく治すために、寝ないといけないし、体は辛いはずだし、熱もあったり咳も止まらなかったりするし、布団に入っているんだけど、
普段学校で何時間目の授業の時間だなあ、なんて思ってしまうとなんだか、寝てるのが悪いことのような気がしてきて、そわそわしてちゃんと寝られないっていう、感覚。

スリープモードの話は、
エアコンとか、電気のタイマーとか。
3時間後にオフになるタイマーにしたのに、起きてる間にエアコンとか電気がピーとかぱちっとかで、自動でオフになったら、その瞬間、余計あわててドキドキして緊張感あふれちゃうだろうなあって。
せっかくその3分後には眠れてたかもしれないのに、とか。


そんなあるある話を自分の中から呼び覚ましてくれた
にょっ記。
どうやら、にょにょっ記、にょにょにょっ記と
続いているらしい・・・













ということで
2017年の2冊目
1月の2冊目でした。



#読書
#穂村弘
#フジモトマサル
#にょっ記
#日記
#文藝春秋

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