takaさん
コメントありがとうございます!
いやーそれが、普通に街中に突如現れたるって感じだったんですよ。なにかコラボイベントなのかもしれないですね^_^綺麗でした!
さてさて
東京国立博物館で開催中の
「禅 ZEN 心をかたちに」展をみてきました。
日本美術の展示は
長い期間展示することができない場合が多く、
今回も
展示期間は1ヶ月ちょい。
その中でも前期と後期にわかれて、展示物が変わります。
紙、絵の具など
様々な素材が
長期展示に耐えられないんですね。
とってもデリケートな美術品です。
さて
ということで
前期と後期、2回通えばコンプリートなのですが、
あっという間に時間が経ってしまい
後期の展示を見てきました。
展示の最初に
まず、禅ってなあに?ということで
簡単に説明もあり、とても親切。
禅は
仏のような心を自覚すること。
私たち一人一人の心に元から平等に備わっている、仏のような心を自覚する、
というのです。
内なる心、自分自身との対話ですね。
うーん、最近あれやこれやバタバタしていて雑念だらけな私には耳の痛いお話(-.-)y-., o O
最近、心穏やかに無になろうと過ごしたりしてなかったからなあ。
展示スタートにて、ちと反省がよぎります(´-`).。oO
禅の教えが本格的に日本に入ってきたのは
鎌倉時代。
そんなわけで展示も
京都のお寺に関連したもの以外では
鎌倉に関連したものも多くみられました。
建長寺とか。
禅の展示を見た上で
鎌倉のお寺めぐり散歩をしたら
さらに感慨深いかも。
今回の展示では
美術や歴史の教科書で見たことがあるイメージが
たくさん展示されていて、
実物をついに見られて嬉しくなりましたよ。
たとえば
展示の最初にある
白隠慧鶴の《達磨像》
かの有名な
雪舟等楊の《慧可断臂図》や《呂洞賓図》
これらは美術のテキストで何度も見ていたもの。
実物は大きさも、細かい描写、色合いも間近で感じられ、
もう当たり前だけれど、テキストの小さい図版で見たのとは、ぜんっぜん違う!
10回テキストをみるよりも
1回本物を見た方が
絶対よい!!
《足利義満像》《織田信長像》《豊臣秀吉像》なども
歴史の教科書で見たことある!っていう絵。
そんなあたりも
なかなか面白く、
楽しんで見ていました。
さて
ということで
毎度のベスト3をそろそろ発表します。
《蘭溪道隆坐像》
鎌倉時代に作られ、普段は建長寺にあり、一般の人の目に触れることはない像です。
修復前は漆が塗られて黒く光った像だったようですが、漆を取り払ったら、表情が鮮明になったとか。確かに、写真でくらべても、今の漆がない方が、より生き生きとしている感じがします。
目には水晶を、一般的な作り方とは違う特殊な方法で埋め込んだもので、眼光がいかに鋭かったかが伺えるというもの。
見れば見るほど、その居住まい、オーラがすごくて、こんな像のもとで毎日修練していたら、心の奥底からピカピカに磨き上げられそうな気がしてきます。
《龍虎図》
牧谿の筆と言われていますが、真相は謎な部分もあるという伝牧谿。
虎と龍がそれぞれに描かれた2幅の掛け軸です。
京都の大徳寺にあるもの。
墨で表現された濃淡、奥行きが、素晴らしい存在感を放っていました。
《油滴天目》
黒く美しいお茶のための器で、豊臣秀次のものだったといわれているそうです。
もちろん手に触れることはできませんが、その見た目からだけでも、手にしっとりとおさまる美しく上品な様子が想像され、
さすが国宝!という一品。ちいさなお茶碗から八方にオーラが放たれていました。
というわけで
こんな感じで
私にしては珍しく
絵ではないものが2つランクイン。
もちろん他にも
素晴らしい作品がたくさんあり、
見所満載でした。
そして
今回も音声ガイド、借りましたよ〜
語り: 井上和彦さん、関俊彦さん
ナレーション: 玉川砂記子さん
素敵で落ち着いた声に導かれながら、
禅の世界について、じっくり学びながら展示を見ることができました。
今回も音声ガイド、借りてよかった〜^_^
そんな「禅 ZEN 心をかたちに」展
もうすぐ終わりそう!
11月27日まで!
展覧会公式サイト
http://zen.exhn.jp/
東京国立博物館
http://www.tnm.jp/
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