『関白秀次の切腹』矢部先生の著書

國學院大學の
矢部健太郎先生の著書

『関白秀次の切腹』


面白くて一気に読みました。


矢部先生がご自身の研究と、この本の中で目指したのは

関白であった豊臣秀次が
なぜ切腹したのか
そのあと起こった、秀次切腹の余波、様々な顛末はなぜ起こったのか、
それぞれの周りの人たちの本心は、なんだったのか

ひとつひとつの真実に迫るということ。


矢部先生も本の中で言われていますが
決して、秀次の汚名をはらすためだとか、
切腹させられたのではなく、切腹を自らしたのだ!と述べるためということではなく、

とにかく
真実に迫りたい
ということ。

ひとつひとつの
残された資料や、時代背景などを
細かく検証しながら
そして当時の人々の、それぞれの武将の性格、役職の特徴、性質を合わせながら、
本当にあった何かを追って行きます。


秀次の妻子はなぜあのような最期となったのか

今のように遠くまで瞬間的に情報が伝達できない時代

タイムラグ、性格、
それぞれの思惑


こうやって
歴史学者が日夜研究を進めていくことで、
歴史の教科書の記述が変えられることもあったり。

歴史学は
昔のことを研究しているようで、
とても最新の情報と密接に関与した
古くて新しい、わくわくする学問だなあと、
改めて思いました。

むかし、中学や高校の歴史の授業を受けていたときに、
こんなわくわく感が味わえたならよかったのになあ、なんてことも思ったり。

高野山
行ってみたい。



矢部先生
すてきな著書をありがとうございました!!




ということで

2016年48冊目
8月の1冊目でした。






撮影の待ち時間に
ずーっと読んでました(o^^o)



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コメント

高野山行ってみたいです( ´△`)

コハダ 2016年08月03日

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