ひとしずく。

笠取山には、とても貴重な水源「水干」と呼ばれるポイントがあります。
ここから一滴、しばらくしてまた一滴と水滴がこぼれ落ちていました。
実はこれが多摩川の最初の一滴になるのです。

(東京水道局による看板の文章をそのまま載せます。太字にて記載)


ー水干(みずひ)ー
 多摩川の最初のひとしずくは見えたでしょうか?
ここが、沢の行き止まりの意味で「水干」と名付けられた多摩川の始まりです。
 すぐ上の稜線付近に降った雨は、いったん土の中にしみ込み、ここから60メートルほど下で、湧き水として顔を出し、多摩川の最初の流れとなります。
この流れは、水干沢→一之瀬川→丹波川となり、奥多摩湖(小河内貯水池)に流れ込みます。そこからは、多摩川と名を変え、東京都を横断しながら合計138キロメートルの長い旅を経て、東京湾に流れ込みます。

ほんのひとしずくの一滴が、私たちのライフラインである水道につながっているとは。お水のありがたさや貴重な水源を見れたことがとっても大きな学びでした。

そしてもうひとつ私が行ってみたかった大きなポイントがありました。
それは分水嶺と呼ばれる水の分かれ道。

(太字は看板の文章)
ー小さな分水嶺ー
 この小さな峰は、ちょうど3つの河川の分水嶺となっています。
 この峰の東側に降った雨は、関東平野の西部を潤す「荒川」となり、東京湾に注ぎ込みます。また西側に降った雨は、甲府盆地を南下した後、富士山の西側を通り抜け太平洋に注ぐ「富士川」となります。
 そして、南側に降った雨は、東京水道水源林で磨かれ、奥多摩湖に貯えられたのち「多摩川」となって都民のみなさんの生活用水として使用されます。
 ほんの少し離れた位置に落ちたばかりに、雨水のゆくえは、東に西に、そして南へと向かい、それぞれの表情をもった河川として流れ下ることになります。

雨ってこんなにも私たちの暮らしに密接に関わっていたんだと衝撃的なほど身にしみました。分水嶺という水の分岐を知ることができたのもこの山のおかげです。

他にも多摩川流域の天然林が大きくふたつの森林に分けられるということ。ブナ、ミズナラなどの広葉樹を中心とする森林と、コメツガやシラベ、トウヒなどの針葉樹を中心とする森林が場所によって分かれているという生態のちがいや、
人工林がつくられるまでのことや、森を作った人々のことなど、登山道のいたるところに紹介がありとても勉強になった山行でした。

いつまでも枯れることのない水と森林が遠く離れた場所で暮らす私たちにどれほど豊かな生活をもたらしてくれているのか。
水のありがたさを心身で感じることのできた山行でした。
そして源流の苔は上流にある美しい森林を映す象徴であることも学びました。

コメント

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なみへいオヤジ 2016年08月02日

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